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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

 


「おうみ市民活動屋台村」を
 振り返って

9月19日(日)、ピアザ淡海・県民交流センター2F・3Fとなぎさ公園で、市民活動団体のフェスティバル「おうみ市民活動屋台村」を開催し、110団体、約3500人が参加されました。
後日、このイベントを企画運営した実行委員の方々と振り返りの座談会を行いましたので、その概要をお届けいたします。

左から順に
谷口 久美子さん(淡海文化振興財団運営会議委員)

「“コカリナ”コンサートとお話会」と
「“湖人の会”ワークショップ」を担当

御舩 泰秀さん(あとぴっと)
「アトピー情報交換広場」と「保育ルーム」を担当

堤 幸一さん(環境市民滋賀)
「NPOのワークショップとサポート」と
「まちづくり・市民活動ワークショップ事例紹介」を担当

尾木 恵子さん(滋賀まちづくり研究所)
「情報BOX大集合」担当

司会6月にスタート、9月19日の本番までわずか4カ月という短い準備期間でしたが、終了した今どのような感想をお持ちですか。

尾木全くゼロからの出発でしたので、無事に終わってほっとしました。
谷口今まで名前だけでしか知らなかった人たちと協同でつくっていく中で、こういう人がこういう思いでやっているんだなぁと分かりました。実行委員になってそんな人たちとつながりができたことがよかったですね。
自分たちで企画して自分たちで運営したので、そういったつながりができたのではないかと思います。交流は場を設定して「さぁどうぞ」といってできるものではないですしね。
御舩実際の会場で、違う分野の人と親密な交流が十分できなかったことと、屋台村をやっている人同士が一つに集まる場がなかったことは残念でした。
谷口当日は本当に来てくれるのだろうかと心配していましたが、実際たくさん来られて、やっぱり箱じゃなくて、誰が何をするかだと思いました。あれだけの市民が来られたのは、それだけの中身があのイベントにあったからではないかと思いました。

司会実行委員の皆さんには、この企画の最初から関わっていただきましたが、それについてはいかがですか。

御舩最初は淡海ネットワークセンターへの依存が強かったですね。
谷口ぎくしゃくしてました。行政が召集する集まりといえば大枠ができていて、その了承を得るといった感じのものが多く、自分たちで創ろうとする意欲をそぐものがありました。実行委員の中でもそういうお膳立てを期待していた人もいました。
だいたい、事務局案がないことで反発する人が1割、喜ぶ人が1割、不安に思う人が8割ですね。反発が出て当たり前だけど、その中からやりましょうと手を挙げる人が出てきたのは最近のことだと思うんです。
御舩白い紙に好きなように絵を描いてくださいと言われてありがたいグループもあれば、できないグループもあります。今回は実は厳しい提案で、どうぞ好きなようにと言われてもできないことがあるし、 見えない枠がありました。最初からこういうふうにしてくださいと言われた方が建設的な意見が出せるでしょうね。 実行委員会の中に幹事会という とりあえずの決定機関をつくったことで かみ合うようになってきました。 人によって自発性のノリの違いや想いの違いがあることを実感しました。その中でいろんな意見が出会いながら、次につないで運営できたことは良かったですね。
尾木実行委員の自主的な運営だったので、文化、環境などいろんな団体が参加し、発表の形態も展示、ワークショップ、コンサート、講演会などバラエティに富んでました。 私は情報BOX利用団体の交流を企画したんですが、時間制限のスピーチコーナーでも時間内に話し終わらない人がいて、こんなに伝えたいことをいっぱいもっているのだと実感しました。また、分野は様々なんですけど、求めているものが「よりよい市民生活」や「自己実現」といった共通のものであることがよく分かりました。
御舩僕はあれに参加して3分以上話したんですよ。おもしろいお母さんがいたり、いろんな人がいてとても楽しかった。
このやり方で「屋台村」をもう1回やってみようということになれば、今度はもっと中身を考えようということになりますね。

司会 今回、開催目的として、(1)県内の市民活動やNPOの情報を広く紹介する(2)市民活動やNPOへの理解を深める(3)市民団体の交流を深めること としていましたが、そのあたりはいかがでしょう?

最初の実行委員会で「お互いの交流会ならやるな」という意見がありました。税金や公の場を使って事業をするのに一般の人に広報しないとは何事かと。確かにその通りなのですが、県という広域レベルでは、市民活動に取り組む人たちが出会って情報交換するだけでも価値が十分にあるんじゃないか、交流に目的を特化させても公共性としては問題ないんじゃないかと思います。


▲”カロム”体験・実験コーナー
おうみ市民活動屋台村

司会情報交換や活動のアイデアみたいなものを得るのをメインの目的にするということですね。この目的についても随分議論がありましたね。

御舩「屋台村」はてんこ盛りし過ぎてもだめです。それぞれの屋台のメインになるものを明確にして、みんなに広めていく。 まず市民団体の中で交流して、 相互理解を図り、最終的に一丸となって外に発信していくようにするべきだ と思います。 今回はちょっと焦りすぎで、この一回に求めるものが大き過ぎました。できることとやりたいことに差があって、中途半端で不完全燃焼したんじゃないかなぁ。僕はそうだったんですけど…。
谷口今回はいろんな人がいろんな所を垣間見ることができ、良かったんじゃないかと思います。次回があれば、続けて来る人は何か目的を持って来られる人もいるでしょうし、私たちも何か配慮ができ、全体の交流を深めることができるでしょう。


おーい自然!環境の部屋▲
おうみ市民活動屋台村  

司会そういった目的から考えると100点満点中何点ですか?


尾木1回目ということで70点。初回として合格点だと思います。
20点かなぁ。今後5年くらい続けていく中で60点、70点に持っていければいいと思います。
谷口 これから何も始めなければ ゼロですね。でもその始めるきっかけを作ったということで評価したいですね。

司会来年も「屋台村」をやりたいという意見がありますが、いかがですか。

御舩そういうふうに、自発的に今後つなげていこうとする動きが生まれたことが今回の成果だと思います。違った分野で活動する人たちの垣根をなくして、一緒に何かやりたいですね。 今回は「支援するからやらないか」という感じで始まりました。しかし、自発的に何かしたいと思っている人を陰で応援するのが本当の支援。 「支援するからやらないか」というのでは、市民活動を誘発しているのではなく、手を引いたら倒れてしまう過保護の市民活動家をつくる気がします。自力で市民活動をやっていこうとする人が一生懸命やっていることに対して、淡海ネットワークセンターが支援するのが、センターと市民団体のいい関係だと思います。
谷口来年はもっと参加者の輪が広がると思うので、2日間開催するというのはどうですか。実行する側の前夜祭的なものを1日、外向きに1日という手もあるし、同じメニューを2日間してもいいし。
尾木 他の部屋をのぞいて、いろんな団体の活動を知りたいので、もっと余裕がほしいです。
行政や企業にも見てもらえるような、ワークショップ、プログラムの工夫もしたいですね。 また何千人来たかよりも、 幾つつながりができたかが大切で、NPOと企業、NPOと行政、NPO同士などのつながりができればいいですね。

司会来年につながるご意見が出てきたところで座談会を終了させていただきます。 本日はありがとうございました。



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