来年4月1日より「介護保険制度」が実施されることになります。この新しい制度についてマスコミを始め、市民レベルでもいろいろな議論がなされており、「特定非営利活動法人(NPO)しみんふくし滋賀」もこの制度のもとで県の指定を受けて事業を行おうと準備を進めています。
「しみんふくし滋賀」は11年前に行われた「抱きしめてBIWAKO」に参加した人の中から“福祉を社会化”しなければと感じた人たちが集まり、第一歩を踏みだしたのがその始まりでした。そうしてようやく昨年12月に施行されたNPO法によって私たちのようにこれまで法人として認められてこなかった団体が法人になる道が開かれ「市民福祉」が現実の力を持つことになりました。そして今年4月1日滋賀県第1号として、「特定非営利活動法人しみんふくし滋賀」となりました。
「しみんふくし滋賀」はホームヘルパーサービスを事業の一つとしていますが、個人的にはサービスの提供者であると同時に受け手でもあります。なぜなら私たちは皆老いていきます。老いるということは、手足が弱る、目が弱るから始まっていろいろな意味で障害を持つという事だからです。
私たちは、人生を生きていく上でのさまざまな課題の解決を他人に委ねたり、行政への要求にとどめる事なく、自分のこととして方策を見つけ、地域に根付かせたいと願ってこの10余年活動を続けてきました。
新しく始まる介護保険制度は、まだまだ未整備、不完全なものといわざるを得ません。今後、情報の公開を求めるとともに私たち市民も関心を持って見守り、又、参加によってよりよいものにしていくことが大切と言えるでしょう。
NPOは、会費で運営されながら、剰余金は会員に還元されず、社会のために使う仕組みの、日本にとって全く新しい形の法人です。私たちはこの先駆的な社会の動きに福祉という立場で参画し、この事を通じてより強いネットワークをぜひとも作りあげたいと願っています。
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福井富美(ふくい・ふみ)
龍特定非営利活動法人 しみんふくし滋賀 専務理事
(財)淡海文化振興財団 運営会議委員長
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