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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

 
  環境・福祉・まちづくり…
  県内外でキラキラ元気に活動されている方々に
  スポットライトをあて、その活動を紹介します。

 

人間同士のおつきあい。 何も特別なことじゃないんです。

--------滋賀県立大学「いぶきクラブ」
滋賀大学「三輪車」


▲「日曜学校」で楽器をつくる

 

みんなでお出かけ
月に1度の 「日曜学校」

みんなでお出かけ 月に1度の 「日曜学校」 共同作業所に通っている障害のある人たちは、休みの日は家に閉じこもりがちです。そんな人達と友だちになって、いろんなところへ遊びに出かけようと、今から約20年前、県立短期大学に「いぶきクラブ」が、滋賀大学に「三輪車」が生まれました。現在、「いぶきクラブ」は県立大学に引き継がれ、そのメンバー22人と「三輪車」の10人は合同で活動しています。活動のメインは「日曜学校」と名付けられた月に1度の”お出かけ“で、彦根の「たんぽぽ共同作業所」や「セルプひこね」の仲間達とボーリングに行ったり、キャンパスで楽器作りをしたり、行楽地に行ったりといろんな企画を立てて楽しんでいます。また、4年前から週に3・4回、数人が一組になり、肢体不自由児の「ドーマン法」というリハビリ体操のお手伝いを、さらにこの8月から知的障害者の施設「かいぜ寮」の寮生達の外出ボランティアを始めるなど、スケジュールはいっぱいです。

4-01   ▲右から、
  「三輪車」部長の森田さんと、
  「いぶきクラブ」部長の吉田さん

他の人達にも
みんな対等な人間なんだって
わかるきっかけを…

「『障害者と関わるって大変でしょう。偉いなぁ』と言われますが、友だちが病気や怪我をしたら、手伝ってあげるのと同じ。何も特別なことじゃなく、人間同士のおつき合いが深まればいいんです。自主参加でやりたい人がやるので、みんな楽しんでやっていますよ」と「いぶきクラブ」の吉田いつみさんの言葉に、「三輪車」の森田敏行さんも「みんな同じ人間ですから」とうなずきます。「ボランティアする側、される側ではなく、対等な人間関係なんです。そのきっかけを他の人にももってもらえれば」と二人は語ります。次の予定の11月の芋掘り大会が楽しみと明るい笑顔が広がりました。

(編集ボランティア 大山純子)


▲みんなで記念撮影

 


 

10輪ピックから和太鼓へ。
自分たちで”文化“を創っていきたい

------------杉沢温故創新クラブ


▲ 勝居炎陣太鼓

古きを温(たず)ねて新しきを創る 「温故創新」
「自分たちで、楽しいことを作ろう」 伊吹山のふもと杉沢地区に暮らす要石さんは、学生時代に地元を離れ、就職を機に帰郷、生まれ育った故郷で、”何かおもしろいこと“をと草野球の仲間とともに、'88年、オリンピックにちなんだ「10輪ピック」を始めました。2月のスキーに始まり、ボウリングやバドミントン、水泳など、1年かけて10の競技を開催、区民のほとんどが何らかの形で参加しました。その斬新的な経験を活かし、まちおこしのグループ「杉沢温故創新クラブ」を結成。 古きを温ねて新しきを創るという意味で”温故創新“と名付け、豊臣秀吉ゆかりの勝居神社のたいまつ祭「いもち送り」を復活させるなど、文化的なものや交流的なものを入れて、この10輪ピックは3年続きました。次に取り組んだものは、縄文竪穴式住居の製作です。歴史のロマンを郷土のシンボルにと、伊吹山のカヤ刈りに始まり、杉沢にある縄文遺跡の発掘にも参加、苦労を重ねて2年がかりで住民自らが作り上げました。



▲事務局長の要石さん

「楽しみは足もとにあった」
これが私たちの想う地域づくり
「基本は世代を越えて、みんなで楽しもうです。」生まれて良かった、住んで良かったと思える『杉沢』にしたい、それがメンバーの願いです。新しいアイデアは、クラブ員の交流から浮かんできます。昨年から、杉沢らしい文化を創りたいと太鼓を始めました。22人のメンバーが練習を重ね、今春「勝居炎陣太鼓」として披露。「これをきっかけにまた新しいつながりをつくりたいですね。そして太鼓がうまくなりたい。”楽しみは足もとにあった“これが私たちの想う地域づくりのキーワードです。これからも楽しめることを肩・肘張らずに続けていきたいですね」

(編集ボランティア 松井由美子)


▲「いもち送り」の準備風景

 
 
 
 

 
介護する家族を支えて20年。
癒しの場づくりから 社会の提言

             --------(社)呆け老人をかかえる家族の会
滋賀県支部


▲ 音楽療法についての話を熱心に聴く会の人達

  

介護に携わる家族の前にはばかる3つのハードル

「活動を始めた20年前は、呆けが病気であるという社会的理解はなく、介護する家族は本当に大変でした。」(社)呆け老人をかかえる家族の会滋賀県支部世話人代表の猿山由美子さんは、自らの介護経験から、介護に携わる家族の癒しの場とそれに関する情報提供の大切さを感じ活動を始めました。「介護に携わる家族には3つのハードルがあります。介護者の60%が嫁という現状の中、親の呆けを認めない、介護の辛さを理解しないという夫のハードル。次に、長男の嫁が親の面倒もみられないのかという親戚のハードル。そして、近隣や社会のハードルです。呆けに対する認識不足から介護者が悪者にされてしまったり、オープンに介護できない雰囲気がありますよね。」


▲リフレッシュ旅行 での集合写真


子どもに苦労をさせないために
自立した個人として生きていくために
現在、滋賀県支部の会員約170名のうちほぼ半数が現役介護者。2ヶ月ごとに会報を発行し、例会で介護で困っている家族の方が安心して愚痴を話せる場づくりをしています。また保健婦や施設の方などの専門職をもつ会員が、呆け老人やその家族の実状を知ることができる場にもなっています。全国39支部、7000人の会員をもつ会の地道な活動により、行政や医療機関が呆けを認知し、介護に携わる家族の大変さも少しずつ軽減されてきました。「家庭介護には限界があります。自分たちがした介護の苦労を子どもたちにさせないために、また幾つになっても自立した個人として生きていくために、介護保険制度を始め、社会福祉の在り方について、私たちはきちんと考えていかなければならないと思うのです。」猿山さんの話に身が引き締まる気がしました。

(編集ボランティア 奥田久美子)

 


▲ 代表の猿山さん」


 
 
 



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