「21世紀日本の構想懇談会最終報告書」によると、「多様性が基本となる21世紀には、自分の責任でリスクを負い、先駆的に挑戦する「たくましく、しなやかな個」が求められる。個が自由で自発的な活動を行い、社会に参画していくことにより、従来の上からの「公共」でなく、個人を基盤とした新たな公が創出される。 NPOの運営に携わることにより、「自分で考え、行動することに対する自己責任」の習慣をつけることは、「個」の確立には欠かせないプロセスである。このように、個の確立や民の活力は、自分の自発性の開発により可能となり、豊かな言語空間(表現の自由、透明性、流通性)を構築することができる。それにより物心ともに健全で豊かな社会ができると私は考える。おうみネットワークセンターも開設以来3年間市民の自立性のサポートをされてきた。いうならば言語空間を広げる努力をされてきたといえる。 最近非常に気になる報告があったので、ここで紹介しよう。教育改革国民会議 第1分科会の審議の報告では、他者への献身や奉仕の心を育むために、小中学校で2週間、高校では1ヵ月間、青年は1年間の「奉仕の義務付け」をしており、報告書全体のムードは全体主義の何ものでもない。行政が奉仕を強要するのはファシズムであり、箱やフレームをいくら行政が作ったとしても、仏作って魂宿らず。おうみネットワークセンターには、市民のための情報拠点として、湖国を渡る風のように、民のネットワークの効果的な形成や活力を養うような情報を絶え間なく流す、そういう組織であって欲しい。
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