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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

■びわ湖を守るため、ゴミ拾いからリサイクルへ

              --------BIWAKO ANGEL・ボテジャコクラブ

テーマは「生命」

「私たちは子どもの頃からびわ湖で泳いで育ちました。そのびわ湖を守りたい。群青で美しいびわ湖を取り戻したいと思うんです」。環境ボランティアグループ“ボテジャコクラブ”は3年前に今津町で発足。代表である柏明彦さんは、ご自身が子どもの頃心臓を患ったこともあって、1986年「医療福祉を考える会」を結成し、脳死からの臓器移植を求める署名活動や、骨髄移植が必要だった高校生のための募金活動、ドナー探しに協力するなどの活動をしてきた。臓器移植法が成立した後、それまでに培った会のネットワークを活かして“生命”をテーマにこのクラブを結成。子ども達により結成された“BIWAKO ANGEL”とともに環境問題に取り組んでいる。


▲代表の柏さん

毎朝続けているゴミ拾い

“BIWAKO ANGEL”は、レジャー客が多く、ゴミが激増する夏の期間中にびわ湖岸の清掃活動を自主的に行ってきた。98年には可燃性ゴミ96袋、不燃性ゴミ30袋を集め、分類し、ペットボトルと空き缶は分別回収しリサイクルに回すことを今津町に請願した。また、デポジット制度の導入や環境ホルモンの調査などを求める署名運動を行い、環境庁・厚生省に署名を提出。郡内6町村にも請願を行い各議会で採択を得た。今年3月には県内の環境ボランティア48団体とともに滋賀県議会にも請願を行い、全会一致で採択された。“ボテジャコクラブ”では、クリーンパトロール隊を結成し、メンバーが毎朝ゴミ拾いを続けている。「私たちの姿を見て確実にゴミのポイ捨ては減ってきています」「今後はペットボトルの回収に的を絞り、デポジット制度を拡げ、リサイクルに回っていくよう働きかけていきます」。

(編集ボランティア 谷口久美子)



▲8月19日に行われた
BIWAKOクリーン大作戦Part3で
今津町南浜と新旭町木津浜から清掃活動し、
合流したときの風景。
前にあるのが清掃して集めたゴミの山。


■多賀の「新しい顔」づくりは、 夢とロマンがつまった、
「平成の猿楽」を創造することです

-----------------近江猿楽 多賀座

歴史を学んで一から創作

 日本の祭礼芸能を代表する「猿楽」は、軽業、曲芸、滑稽な物まねを主体とした中世期の芸能で、多賀町が発祥の地という風情・情緒に優れた近江猿楽が能や狂言の前身となったとも言われています。歴史ある先人の遺産を誇りに「新しい多賀の顔」を作ろうという思いから、93年「近江猿楽多賀座」が生まれました。以来、座員一同で近江猿楽の研究と復興、古い近江猿楽と現代の芸能を融合させた新しい平成の猿楽の創造をめざして活動しています。  「近江猿楽に関する史料が少なくて復活は困難です。面、音楽、衣装・脚本など、歴史的なことや地域的なことを考えながら一から創作しないといけないんですよ」と代表の土田さん。和泉流の狂言師野村万之丞氏を招いて古典芸能の心技や現代劇のノウハウを学び、「仮面ないし半仮面をつける」「新しい、珍しい、妖しくいかがわしい」「演じるのも見るのも楽しく、仕掛や工夫があってためになる」という猿楽の基本条件を元に試行錯誤を重ねてきました。

伝統の祭礼からまちづくりへ

 今年の多賀大社の萬燈祭に「近江猿楽2000年バージョン」を披露。猿楽の祭礼としての部分を遺しながら、民俗芸能として各地に残る風流系の踊りを加味しました。「まだまだ未完成ですが、多賀大社はじめ地元 の企業の協賛も得られましたし、子どもたちや老若男女がふれあえる場となるような、まちづくり、ひとづくりにつながって欲しいと思っています。いつか他の町でも披露できるような近江猿楽を完成させたいですね」

(編集ボランティア 松井由美子)


▲座長の土田雅孝さん


▲今年8月3日、多賀大社萬燈祭で
独自の近江猿楽を披露。
テーマは「祈りと喜びの歌舞」。




絵本のおばちゃんの輪・・・

-------------------じゃりんこ文庫

お母さん同士も友だちに

  「絵本おばちゃん、こんにちは!」気持ちのいい昼下がり、絵本袋を下げた子どもたちの元気な声が聞こえるのは、大津市竜が丘にあるじゃりんこ文庫です。設立は1994年、ゼロ歳から中学生まで会員数は約80名で、週一回、主催者である乾さん宅の居間が、子どもたちとお母さんたちで三々五々埋まります。文庫では、本の貸し 出しのほか、ご近所にお住まいのお話おばちゃんの岸本さんのストーリーテリングもおこなわれ、また、集まった子どもたちが自由に遊ぶこともできます。「図書館とは違ってワイワイがやがや気軽に本と親しめる、しかも子どもたちが年齢を超えて遊べることもここの大きな魅力です」「それにお母さん同士が友達になれるのも、いいところです。相談ができる信頼の輪がここにはあるので、ホッとします」 と、文庫にこられていた宇野さんや結城さん。

自分のペースで、楽しくできることを

地域の中で孤立しがちな小さな子どもやお母さんたち、その両方が絵本を通して集うことができるじゃりんこ文庫。乾さんが子育てでいろいろ苦労した体験と、絵本が好きだったこと、それにマイペースのお人柄が活動を支えています。次の世代を担う子どもたちに自分で考える人になってほしい、そのために何かがしたいという思いで始められ、気持ちを言葉におきかえることを大切にしてこられたことが、地に足がついた文庫の雰囲気を作っています。NPOっていうのは、無理なく楽しくできること を、社会の誰かのために気負わずに継続するものだと、実感しました。

(編集ボランティア 西尾久美子)


▲絵本のおばちゃん
乾さんの読み聞かせ


代表の乾さん


 



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