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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

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どういうふうにしたら、もっとみんながイキイキと元気に暮らせるかーー そんな素敵な夢を現実のものにするために、日夜奮闘しているNPOの皆さん。環境・福祉・子ども・まちづくりetc.・・・
滋賀県に新しい風をおくるフレッシュな市民活動をご紹介します。

■チョウを守るってことは、チョウが生きられる
環境を守ることだと気付きましたね

              --------近江町オオムラサキを守る会

 「息子とクワガタムシを捕りに行って、ボロボロになった雌のオオムラサキを見つけたんです」代表の樋口さんが家のそばにあるかぶと山に国チョウ・オオムラサキが生息するのを知ったのは20数年前。「こんな近くの山にいるなんて驚きました」以来、チョウに関心を持ち生息数が減っていることなどを知りました。昭和57年、かぶと山にドライブウェイの建設計画が持ち上がり「チョウの住む里山がなくなる」という思いから『守る会』を立ち上げました。


 幼虫のエサとなるのは雑木林に多く自生するエノキです。開発などで雑木林が減少し、オオムラサキも環境庁が希少種に指定するほど少なくなりました。「初めは人工飼育で繁殖を試みましたが、卵も幼虫も自然に帰したら育たないんですね。繁殖よりもオオムラサキが住める環境づくりが必要なんだと思いました」 かぶと山のエノキも20年前に比べると3/4に減っています。「みんな便利さに慣れてしまって、昔のような里山との付き合いをしなくなりましたね。今は啓発活動に力を入れています」

現在会員は約30名。関心を持つ他府県の方も参加しています。年7、8回の観察会、越冬幼虫のカウント調査、樋口さんが作る毎月発行の会報など、国チョウを通して里山の保全を訴えます。オオムラサキが羽化するのは6月から8月。運がよければかぶと山の遊歩道で青紫の美しい羽根のあるチョウと出会えるかもわかりません。「自然を守ることは難しい。人間の暮らし方、生き方を変えないとだめですね」

(編集ボランティア 松井由美子)


●代表の樋口善一郎さん


●県外からの参加者も多い自然観察会



■自主企画自主運営をモットーに
常に外と交わりながら「開かれた集まり」を

              --------てまりの会

  「暮らしの中で抱く疑問や興味関心のあることを自分たちで学習し、生活の中で活かしたい」そんな想いで活動されているのが近江八幡市の『てまりの会』です。自主企画自主運営をモットーに活動を始めて13年。地域づくりや福祉・医療、女性一般・食について等、年10回程度の多彩な活動は参加者のアンケート調査をもとにし、1つの事業で2つ以上の成果を目指して企画されます。

名前の由来はてまりのように「いつも動態でいたい」という想いから。「事業ごとに参加者を募り、参加している人が会員となる。自分の興味関心のあることにだけ参加できるようにしたのがここまで続けてこれた理由だと思います。」と運営委員の井上さん。当初から代表を置かず、常時数名の運営委員で話し合って会を運営しているのもポイントだとか。「会の中だけでは完結できない。常に外と交わっています」という言葉は『開かれた集まり』を感じさせます。

「学んだことを地域におろしていくのも大切なこと」と運営委員の脇坂さんは強調します。自主グループもいくつか誕生し、波及効果も出ています。「縦でも横でもなく、私たちは斜めにつながりたい」と話される井上さん。今後は情報発信のあり方を考え、手書きであることにこだわりのある会報紙『てまりだより』の発行を若干少なくし、直接対話を大切にしていくとのこと。「電子の時代だからこそ顔をあわせて話し合うことを重視したい」と今後の活動に対する意欲が伝わります。


(編集ボランティア 江上淳史)


●運営委員の井上さん(左)
と脇坂さん(右)


●野洲町の歴史を学び、藍染の様子を見学




 
■その人らしく生き続けられるように
地域に根を張った活動が大切

--------●特定非営利活動法人「しみんふくしの家八日市」

 「高齢になっても障害を持っても、住み慣れたわが町、わが家で自分らしく暮らし続けたい。誰でもそう思いますよね」NPO法人「しみんふくしの家八日市」の事務局長、雲川弘子さんが福祉にかかわるきっかけとなったのは、10年前に参加した県の海外研修でした。スウェーデン、ドイツ、フランスの福祉施設を見学し、日本とのあまりの違いにびっくり。当時、日本にはグループホームはなく、「どうすればこんな風にふつうに暮らせるのか」と考えこまれたそうです。

「しみんふくしの家八日市」は、そんな思いを実現しようと市民の力を集めて一昨年の12月に設立され、以前から続けていた駅前事業所では保育事業を、そして訪問介護事業とディサービスの場を新しく設け、介護保険に合わせて昨年4月にオープンしました。
「地域にしっかりと根を張ることが大切。駅前の場所も今回も会員さんのつながりで見つけることができ、何か助けてほしいときには、必ず誰かが応えてくれます」と雲川さん。活動を支える会員数は100名を越し、そのほとんどが八日市市民です。

痴呆の人を対象にしたディサービスは定員10名と小規模で家庭的。スタッフと共に食卓を囲み、おだやかな表情で食事をされて、なごやかなふんい気です。この秋には一番の目的だった、24時間多機能型で、痴呆のある高齢者も障害者も保育の赤ちゃんも共にすごすグループホームの開設を予定されています。

家庭と同じように誰もが自分の役わりを持ち、みんなが主役でいられる場。日本でも新しい福祉の時代が始まっています。


(編集ボランティア 大山純子)


●副理事長・事務局長を努める雲川さん


●デイサービスの風景
(中小路町にある「しみんふくしの家八日市デイサービスセンター」にて)


   



淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442