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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

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どういうふうにしたら、もっとみんながイキイキと元気に暮らせるかーー そんな素敵な夢を現実のものにするために、日夜奮闘しているNPOの皆さん。環境・福祉・子ども・まちづくりetc.・・・
滋賀県に新しい風をおくるフレッシュな市民活動をご紹介します。

■スポーツも旅行も、みんなで活動することが、
私たちにとってはリハビリなんですね。

--------滋賀県脳卒中友の会「淡海の会」

脳卒中は、脳内出血や脳梗塞、くも膜下出血など脳血管障害を総称したものです。医学の進歩で救命される確率は向上しましたが、右半身、あるいは左半身のマヒという後遺症が残るようになりました。でも私たちの体はたとえ1本の血管がだめになっても、近くの血管がそれをおぎなおうとします。だから病後のリハビリテーションはとても重要ですが、根気よく続けないと効果が上がらないので、退院後リハビリをやめてしまったり、家の中にこもってしまう人も多いようです。

 会長の清水さんも、突然発病しマヒが残りました。悶々と過ごす中で奈良に「脳卒中の会」があることを知ります。調べてみると滋賀県にはなく、患者やその家族が互いに支え合い励まし合うということの重要性を感じて、自ら会を立ち上げることにしました。「モットーは『外に出よう』『挑戦しよう』なんです。障害を持つと家にこもりがちになりますが、不自由でも外に出て活動することがリハビリになるんですね」。


●大阪脳卒中友の会連合会の運動

 平成10年の5月に発足、現在会員は130人。近畿、全国の脳卒中友の会とも交流し、グランドゴルフや卓球、フリーマーケットや国内旅行など様々な活動を通じて、リハビリやお互いの情報交換など連帯を図っています。

 健常者や他の障害を持つ人との心のバリアフリー、生活する上での施設やシステムのバリアフリーなど「障害を持つ立場に立って初めて様々なことを知りましたね」と清水さん。脳卒中は生活習慣病のひとつ。ストレスを抱える現代人には身近な病気です。「まだまだ会員は県内の患者さんのごく一部です。後遺症害で悩む方たちに仲間がいることを知って欲しいですね」

(編集ボランティア 松井由美子)


●代表の清水享さん


●年8回発行の淡海の会の
会報誌と会員募集のパンフレット



■わたしらしく生きるための「一歩」を

--------「はじめの一歩」

 今、社会問題となっているDV(ドメスティック・バイオレンス)※(注)。3人に1人の女性がDVに遭い(東京都の調査)、成人女性の20人に1人が「生命の危険を感じる」(総理府調査)実態。警察や行政に助けを求めても取り合ってもらえなかった経験を宇野さん自身肌で感じている。同じ思いの女性の悩みや経験を打ち明けながら前向きに生きていこうとする会「はじめの一歩」を2年前に発足。メンバーは20代〜40代、離婚調停中や元シングルの人などさまざまで、全国から、メールや電話での問合せも数多くあります。子どもたちの成長に合わせて、動物園や公園での親子交流会、子育ての悩みや情報交換を中心に支え合う活動をしてきました。

 代表の宇野さんは「友達と普通に話せなくなったり、求職の時に離婚を隠してしまう自分がいる。悪いことをしたとは思っていないのに、世間のイメージを強く意識している。自分の中にあるバリアに気づいたんです。今度は、自分の生き方との戦いです」と話されます。

 この内なるバリアを打ち破るために、シングル以外の人たちとの交流の場を積極的に企画したり、ホットラインの開設や情報紙の発行など、メンバーの仕事や持ち味を生かしながら、『自分たちから発信していく活動』へと『二歩目』をスタートしたところです。

「今後は、心療内科の医師や弁護士など専門家の方々の協力も得て、活動の幅を広げたい。民間のシェルターづくりや雇用を生み出す仕事づくりもできたら最高!」と自分らしく生きることへの自信、支え合う仲間がいることへの揺るぎない信頼と確信が宇野さんの笑顔からはじけ出ていました。

※DV:夫や恋人など親しい間柄の男性から女性にふるわれる暴力

(編集ボランティア 石田和子)


●代表の宇野勝美さん


●「はじめの一歩」の会報誌。
この会報誌への思いや、
シングルママの悩み、
メンバー募集で構成されている。




 
■琵琶湖とともに生き、
そしてその環境へのこだわりから生まれた芸術活動

--------●アトリエ「環琵琶湖」

 アトリエ「環琵琶湖」は、浅井町鍛冶屋の廃屋に手が加えられ、今から4年前に誕生しました。自然あふれる湖北の地に代表者の森雅敏さんたちは文化の種を蒔きました。静かに始まった活動も、今では琵琶湖の周りで活躍する芸術家たちに広まり育ってきています。庭の作品、土蔵の常設ギャラリー、数々の企画展示、地域のくらしを通信で紹介など。その思いは様々な表現により私たちに語りかけます。

 思いもよらない方向へ行くこともあります。芸術が、人の目を引く集客目的の観光化と、お金儲けの道具として商業化の方向に進んでしまうこともあります。

 「この地にいるとよくわかるんです。本当に大切なものが見えてきます。そこに住む人のその空間や時間、そんなあたり前が素晴らしいことが・・・。そして文化は人を育てるということが・・・。だから琵琶湖というランドマークを持つ私たちは、琵琶湖とともに生きているという意識、そしてその環境にこだわり、思考していかなければならないと思うのです」

 必要なものが必要なだけ、それ以上、それ以下も存在しない。商業的ではない地域文化に根ざしたアトリエ「環琵琶湖」の精神。

 かつてその昔、ヨーロッパの地方に根付いて育った芸術「エコール・ド・パリ」それは未来のアトリエ「環琵琶湖」の姿でありたいと夢を語ってくれました。

(編集ボランティア 山川佳代子)


●「地域独特の造形を大切にする
べき」と語る代表の森 雅敏さん


●浅井町の豊かな自然に抱かれた
アトリエ「環琵琶湖」


   

淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442