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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

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どういうふうにしたら、もっとみんながイキイキと元気に暮らせるかーー そんな素敵な夢を現実のものにするために、日夜奮闘しているNPOの皆さん。環境・福祉・子ども・まちづくりetc.・・・
滋賀県に新しい風をおくるフレッシュな市民活動をご紹介します。

■地球規模の思考で、地域で行動する人に。
そんな仲間をもっと増やしたい。

-------- びわこネイチャーゲームの会

「ネイチャーゲームを通して今の社会の中で何が必要なのかが見えてくるんですよ。」びわこネイチャーゲームの会の辻田さんはあつく語ってくれました。

▲ 実は中学の国語の先生という辻田さん。

 同会の目的は、自然とのふれあいプログラム・ゲームを通じて、自然からいろいろな発見をしてもらうことにあります。例えば、樹木の鼓動を聴診器で聞いたり、ビンゴゲームで森の不思議さがしをしたりします。 「虫がさわれない」「きのこが臭くてネバネバでイヤ」という子ども達が、ゲームを通じていつのまにか自然の仲良しになるんですよ、と辻田さん。

 その辻田さんとネイチャーゲームの出会いは、自分ができる自然保護は何かを考えたことからだと言います。環境問題を考えた時に、知識から入るのではなく、五感で感じることから始めることに興味を抱いたそうです。

 単に自然とのふれ合いだけにとどまらないところに魅力があるネイチャーゲーム。その設立から9年、当初はなかなか会員が増えませんでしたが、同じような自然環境を考える市民活動の団体に呼びかけることによって、ネットワークが広がり、現在34名の会員で運営しています。
 昨年はこのネットワークを活用し、6つの市民団体の協力を得て、体験活動のプログラムを学校に提供するという企画に取り組まれました。この実績はまだまだこれからですが、今後、学校教育での体験学習が増加する中、きっと重要になるはずだと感じました。

 同会は年に3回、誰でも参加できるネイチャーゲームの会を開催する他、2年に1度、2泊3日の指導員講習会を開催しています。
「地球規模の思考で、地域で行動する人になれとよく言われます。そんな仲間をもっと増やしたいです」と話される辻田さんのこの言葉が、共感する多くの人たちに伝わり、仲間が増えることを期待します。

(編集ボランティア 池田陽子)

「びわこネイチャーゲームの会通信」
年6回発行。 ▼

▼ ネイチャーゲーム
「目かくしトレイル」の様子。




■伝統食は人々の暮らしから生まれたもの。
日本人の歴史・文化としても、 のこして行きたいですね。

--------滋賀の食事文化研究会

 10年前、『日本の食生活全集、聞き書滋賀の食事』が刊行されました。県内各地の農村、山村、商家など、大正〜昭和初期の頃の食事を調査、紹介したもので、民俗学、農学、家政学、生活改良普及員や栄養士の方など13人が担当。この本が縁で1991年春、「滋賀の食事文化研究会」が発足しました。「滋賀特産の『なれずし』とか、自然科学の分野から『食』に興味を持っていましたが、この本づくりで人間としての歴史や文化など、民俗学の分野から『食』を考えることを知りましたね。」と代表の滋賀大教授堀越昌子さん。

▲ 「教育」の分野にも力を入れたい
という代表の堀越昌子さん。

▲ 毎年1回発行の年報 「滋賀の食事文化」。 会員が足で集めた食情報がぎっしり。

 伝統食の材料や料理法を次の世代に残して行こうと、テーマを決めてメンバーが調査、学習、研究し、2ヶ月に一度の会報と例会、年に一度の年報を発行しています。『ふなずしの謎』『お豆さんと近江のくらし』『くらしを彩る近江のお漬物』『近江の飯・餅・団子』など、研究をまとめた4冊が単行本として発行されました。「お肉を食べなくても魚や大豆でタンパク質を摂取できるし、湖魚や野菜がたっぷり取れた時は“漬ける”ことで保存する、生活の知恵ですね。伝統食は消えつつありますが、栄養面だけでなく文化としても消えてしまうのはとても残念です。」活動10年目のこの春、『食事博』を開催、様々なイベントと滋賀の食事110点を披露しました。レシピ本も近々発表する予定です。「料理教室など子どもたちが『体験』できる機会を持ちたいですね。」ターゲットは次世代の子どもたちです。

(編集ボランティア 松井由美子)




 
■住む人が誇りを持って 生きられるような町に

--------土山の町並みを愛する会

▼町のあちこちに昔ながらのたたずまいが見られる。

 古くから東海道の宿場として栄えてきた甲賀郡土山町で、その歴史ある町並みと文化を保存しようと設立されたのが『土山の町並みを愛する会』です。1990年の発足以来、「住む人が誇りと愛着を持って生きられるような町にしたい」との思いで活動を続け、町並み整備などの事業を通して歴史が伝える文化の伝承に努めています。会はもともと1988年から始まった村おこし事業の一環として旗揚げされ、以後規模を拡大しつつ現在では会員数170名を数えるまでになりました。

▲ 街道沿いには旅籠のあった場所を表す石碑や屋号の看板が設置されています。

活動を始めた当初は歴史と文化を見直す事業として旧東海道筋の旅籠を調査、町からの委託により教育委員会の事業を継続する形で旅籠跡に旅籠名を刻んだ石柱を立てる事業を展開したり、また商家跡には屋号を記した看板を設置、現在も継続中とのこと。設置した石柱は55本、屋号の看板は159枚にのぼり、町を歩く人にも印象深く好評だとか。

 活動を振り返ったとき、「当初は思うように町民の理解が得られないこともあった」と回想する望月保会長。しかし次第に会の存在も知られるようになり、事業に対する理解も得られるようになったそうです。1997年より古人が土山について詠んだ俳句や漢詩等を調査し石碑に記す事業も行っており、現在は林 鵞峯などの古人の想いを偲ばせる石碑を四本建立。また、設立当初から発行されている会報紙『土山ろまん』も年2回のペースで順調に発行され、さきごろ会の活動の記録として10周年記念冊子にまとめられたところです。

▲ 代表の望月 保さん

目下の悩みは若い方の参加が少ないことだそうで、学校や地域との連携を試みるなど、若い方の参加を増やすことが今後の課題ということです。

(編集ボランティア 江上淳史)


   

淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442