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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

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シリーズ 〜NPOへの素朴な疑問〜


●第5回 NPOとNGOとどっちがいい?

『諸君』6月号掲載の曾野綾子と阿川弘之の対談の中で、曾野綾子が「私はNPOをやったら堕落すると実はひそかに思っている。NPOは非営利と言いながら、損はしないようになっています。(中略)対するNGOは、お金も時間も物もすべて自弁で、徹底して損をするようにできています」と言っている。この発言を聞くと、日本財団の会長職にある方にもかかわらず、NPOとNGOというものが本当に理解されているのか疑わしい。

 そもそも、NPOは民間非営利組織、NGOは非政府組織と訳されている。NPOは非営利性を重要視するのに対し、NGOは国連憲章の中で使われたため、非政府性を強調した言い方となっている。広義のNGOは民間団体なので、企業も含まれると解釈されているが、実際は非営利を目的としている団体のことと捉えられているため、結局はNPOもNGOもその意味するところはそう変わらない。確かに、言葉として日本へ入ってきた時期はNGOのほうが早い。その活動分野から言えば、国際協力・国際交流の団体は一般的にNGOを名乗るし、また最近では、環境保全団体・女性団体もNGOを使うケースが多い。

 市民活動に対する社会の関心が高まり、特定非営利活動促進法(いわゆるNPO法)に基づき認証されたNPO法人もすでに5,000を超えた。また、こうしたNPOに対しての税制支援の仕組みも始まった(本誌No.25参照)が、その中で「みなし寄附金」制度が見送られたことや、認定要件が煩雑でしかも厳しいことから、「NPO/NGOに関する税・法人制度改革連絡会」が積極的な提言・要望活動を行っている。

 このNPO/NGOという言い方は、NPOもNGOも両方をうまく使おうとするもので、最近はこうした表現方法が増えてきた。NPO法をきっかけに、NPOという言葉が台頭したが、その中にはやはりNGOにこだわる団体も多いわけで、それぞれのアイデンティティを認めようということである。となると、NPOとNGOのどちらがいいとか、どちらが偉いとか言うのではなく、その組織が社会で果たす役割、その組織のミッションというものが結局は大事なのである。

(市民熱人)



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