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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

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どういうふうにしたら、もっとみんながイキイキと元気に暮らせるかーー そんな素敵な夢を現実のものにするために、日夜奮闘しているNPOの皆さん。環境・福祉・子ども・まちづくりetc.・・・
滋賀県に新しい風をおくるフレッシュな市民活動をご紹介します。

■森のすばらしさ、大切さを伝え、守り、 次の世代に
引き継ぐために

--------山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会



●事務局長を務める
松室美法さん。

 林野庁から日本水源の森百選に選ばれている「山門水源の森」。その素晴らしさ、大切さを訴え、守り続けていくため、「山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会」が昨年4月に発足しました。

 「森のすばらしさを、多くの方に知ってもらいたいという強い思いと、環境整備が整わないまま公開すると、森の生態系が崩れ自然の景観を保てなくなるのではとの心配から、どうやって森を守り次の世代へ引き継いでいったら良いか考えたのです。その中で、みんなの森の思いに対する気持ちの高まりを感じ、それをかたちにしようと設立に至りました」と事務局長の松室美法さん。

 「山門水源の森」は2.5万年前に生まれました。暖帯に多く分布するアカガシ林と温帯に多く分布するブナ林が一緒に生息する大変珍しい森です。春には多くのミズゴケを有する湿原を中心に、氷河期の生き残り「ミツガシワ」を目にしたり、夏のシーズンには日本最小のハッチョウトンボの姿を見つけたりと、季節ならではの新鮮な自然の姿を発見し、美しさや、感動、喜びを体じゅうで感じることができるのです。

 毎月1回開催されている「里山自然観察会」には、森を見ようと地元の中学生をはじめ、遠くは京都・大阪から多くの人たちが集まります。この案内で森を訪れた人は2000人にものぼります。また、定期的にパトロールをして森を守っています。こうした活動の様子や森の便りをホームページで公開。多くの方から応援のメッセージや意見が寄せられているとのこと。

 様々な問題をくぐり抜け、その時々に人々の多くの救いの手によって生きのびてきた「山門水源の森」。まだまだ残された課題は山積みです。 「湿原の森で繰り返される自然のはたらき自体を次の世代に引き継ぎ、これからも、行政、森林組合、地域住民、子ども達、環境保護団体、研究者等と、より多くの人たちと一緒に考え、森を中心に仲間の輪を広げ、一緒に守って行きたい」と松室さんの強い願いが伝わってきました。

●「素晴らしい自然を知ってもらいたい」との思いから、自然観察会も開かれています。

(編集ボランティア 山川佳代子)

山門水源の森を次の世代に引き継ぐ会
URL http://www.ds-j.com/nature/yamakado/index.html



■今、転機をむかえた市民創作ミュージカル活動

--------ミュージカルカンパニー クレムス

 「クレムス」は、東近江で活動する市民による手づくりの創作ミュージカルグループ。「Create Musical in Shiga」の頭文字をとってクレムス=CRMSと名づけられました。96年に東近江2市7町が中心となって、新しい市民文化・芸術の創造と地域振興のために広域文化事業として始められました。

 

●本番を2日後に控えた稽古場での練習風景。

 ミュージカルに出演するのは公募の市民で、毎年行われるオーディションには、地元の小学生から60歳代の年配者までが多くの人が応募しています。学業や仕事、家事の合間を縫っての厳しい練習も、参加者の温かい家庭的な雰囲気がやわらげてくれます。そして何よりも晴れの舞台への出演が励みとなります。

 歌やダンスのレッスン指導を受けるだけでなく、みんなで力を合わせて舞台装置や衣装、かぶりものまで、自分たちで作るというから素晴らしい。幅広い技術を必要とする舞台芸術を通じて培った成果はとても大きいものです。 稽古場のホールに大きな歌声が響き、ダンスが始まります。子どもたちが手をつなぎ、輸を描いて元気に踊ります。その伸びた手の先は、まるで未来の明るい世界を指差しているようです。


●広報や小道具、舞台構成など、裏で支えるスタッフの皆さん。

 これまで6作のミュージカルを上演し、宝塚ミュージカルコンクール銀賞、銅賞受賞と、評価を受けてきました。 第6作目の今回は、びわ湖周辺の自然に生きる昆虫たちをテーマにし、コンピューターゲームの世界に迷い込んだ兄弟の冒険話。題して 「バーチャル・アドべンチャー」ドラマを演じる子どもたちが昆虫のことをもっと知るために、 昆虫の自然観察も体験したという手の込みようです。

 また、2月にはびわ湖ホールでの公演が予定されており、次年度の作品には万葉の歴史ドラマ「ぬかたのおおきみ」(仮題)が企画の話題にあがっています。

ミュージカルカンパニー クレムス
 

URL

http://www.crms.gr.jp/

 これまで行政の補助によって活動が支えられてきましたが、今後は自分たちの力でやっていかなげればならないという転機をむかえ、クレムスの本格的な試練は、今、舞台に立ったばかりといえるかも知れません。

(編集ボランティア 森口行雄)




 
■宗教儀式の場だけでなく、お寺が、
生きている人々の 交流の場になって欲しいですね。

--------法泉寺寄席世話人会



●法泉寺の住職で、発起人の増田洲明さん

 法泉寺の『その日』は、門のそばに手打ちうどんのカウンターが並び、お祭りのように人が集まって来ました。一番太鼓の音とともにプロの噺家による『法泉寺寄席』の始まりです。平成6年から年に2回開かれる落語会。開催のきっかけは書家でもある住職の増田洲明さんが、鯖街道の栃実茶屋で開かれた落語会へ行ったことからです。「民家の膝をつき合わせるような中での落語会で『ウチの寺でも開けないか』と思い、演者であった桂枝雀一門の桂九雀さんにお願いしたんです。

●「第14回法泉寺寄席」(平成12年12月17日)で演じられた桂文我落語のネタ「住吉駕籠」がCDになって発売。

そうしたら快く引き受けてくださって」増田さんを中心に世話人会が結成され、「まず、3年続けよう」と始めた落語会はこの秋16回を数え丸8年。年々お客さんも増え、近所の人や檀家だけでなく、県内外から130人ほどが集まるようになりました。

 落語の発祥は京都。新京極の誓願寺の住職、安楽庵策伝上人が仏の教えを伝えるために始めたと伝えられています。「もともとお寺は葬儀とか宗教儀式だけのものではなくて、生きている人がいろいろな人と出会い、交流する場なんですね。たくさんの方に来ていただいて、落語を通してお互いの心の豊かさを高め合って欲しいです」と増田さん。
 平成10年までは桂九雀さん、11年からは同じ枝雀門下の桂文我さんをメインに5席ほどの演題が組まれます。お寺の本堂にぎっしりと集まったお客さん、正面にしつらえた高座で語られる名作。「落語を楽しむことで現代人が忘れかけた礼儀などを知ったりします。この会をずっと続けて行くことが私たちの目標ですね」。

●昨年、11月25日(日)に法泉寺本堂で開催された「第16回法泉寺寄席」の様子。

(編集ボランティア 松井由美子)


   

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