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石けんづくり一筋25年―「ものづくり」をする人間なら、 |
株式会社マルダイ石鹸本舗 |
中井社長と石けんの出会いは28年前に遡ります。「石けんを売らないか」という前社長の誘いに、「合成洗剤が売り出されたという時代に、面白い」と引き受けたものの、全然売れずに諦めかけていた頃でした。折しも昭和52年5月28日に琵琶湖で初めて赤潮が発生し、合成洗剤の是非が取り沙汰されるようになったのです。
琵琶湖を守る県民意識の高まりと共に「石けん運動」が全県に広がり、全国に先駆け昭和55年には琵琶湖条例が施行、有リンの合成洗剤はすべて廃棄処分となりました。 マルダイ石鹸本舗では、すでに家庭から天ぷら油等廃食油の回収を手がけ、石けんづくりを始めていたため、婦人会や市民活動団体から依頼が殺到。朝から晩まで1軒ずつ訪ね、わずかな廃食油回収に県内一円を廻る毎日・・・。そして、滋賀県で回収した廃食油100%を使用したリサイクル石けん「びわ湖」が誕生したのです。その後、行政や市民、生協等が力となり滋賀県の石けん使用率は急増、一時は70%を越す勢いでした。しかし、昭和60年頃をピークに減少の一途を辿り、今では10%を割ってしまいました。
一方、他府県からの視察や講演依頼は続き、リサイクルの輪は全国的に広がっています。「ものづくり」にかけては最初から最後まで自分が責任をもつというのが中井さんの持論。幼い頃、川には生ゴミを餌とする糸ミミズやドジョウが住み、それを魚が餌とし、またその魚を人が釣って食べるという循環型の暮しが当たり前であった古き良き時代が原点にあるようです。
「自然を大切にする人達に集められ、自分のところまでやってきた」油を元に帰す仕事にロマンを感じつつ、「自然界のジャマにならないようアワとなり消えるように」と言い聞かせながら、石けんづくりを楽しむ毎日だとか。循環型社会を実践するマルダイ石鹸の姿勢は、環境の世紀に「人」が「もの」とどう付き合ったらよいかを教えているのではないでしょうか。 |
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(株)マルダイ石鹸本舗 |




