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| どういうふうにしたら、もっとみんながイキイキと元気に暮らせるかーー そんな素敵な夢を現実のものにするために、日夜奮闘しているNPOの皆さん。環境・福祉・子ども・まちづくりetc.・・・ 滋賀県に新しい風をおくるフレッシュな市民活動をご紹介します。 |
| ■野生動物と人間との共生をめざして
--------かもしかの会関西 |
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ニホンカモシカは本州、四国、九州の山岳地帯に棲み、一時乱獲などによって数が激減したことから、1955年に天然記念物から特別天然記念物に指定されました。その後密猟が減り、カモシカの捕殺がほぼなくなったことから数が増え、同じ頃、植林が盛んになって、若木がカモシカに食べられてしまうという食害が問題になってきました。
林業も高齢化、過疎化がすすみ、山の手入れに十分な人手が確保できなくなっています。特別天然記念物であるカモシカが害獣として毎年千頭も駆除されている。でも植林した若木が育たなければその山は放棄されてしまう。なんとかカモシカを殺さず、食害を防ぐ手段はないものか。「かもしかの会関西」は、この問題を通じて野生動物と人間との共存を現場で考えようと1979年にカモシカ食害防除学生隊として発足しました。 カモシカも生息でき、食害も防げる手段として考案された、苗木にポリネットをかぶせる方法を、食害実態調査を経て実用化しました。日頃、自然と親しむ機会の少ない都会生活者が、毎年8月に山に入り、植林された苗木ひとつひとつにポリネットをかぶせていき、翌年5月にはずす。こんな作業をはじめてもう15年になります。 「野生動物と都会にいる人間には全然接点がないように思われますが、そうじゃないんです。都会にいてもツクツクボウシが鳴けば、そろそろ苗木が食べられてしまうころだなと感じることができるんです。そうやって野生動物を社会の中に取り込んでいくことが大事なんです。それが人間と野生動物との共存につながっていくのだと思いますね」。 野生動物文化を築こうとしている高柳さんたちの活動は、いわゆる自然保護団体からみればマイナーではあるけれど、生活者から見て、非常に分かりやすく、入りやすい人間と動物の新しい関係であるように思います。
(編集ボランティア 伊藤孝子)
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| ■マジックでたくさんの人に喜んでもらえると、 ぼくら自身もうれしいんです。 --------立命館大学 マジックプレイヤーズ |
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「マジックプレイヤーズ」は、週に2回集まってマジックの研究や情報交換をしたり、春と夏には合宿を実施、また伝統のある他大学との交流会で技を磨いています。「マジックを見せて」とお願いしてみると、さっとウエストポーチからリングを取り出し、つなげたり外したり。その鮮やかな手つきに魅せられ、仕掛けは全く分かりません。このように部員はカバンにいつもトランプなどを忍ばせておき、時間があれば練習しているのです。
彼らのステージは大学内だけにとどまりません。地域交流活動として、滋賀・京都で広く活躍しているのです。子ども会・老人会・企業・中学校・高校・幼稚園などでひっぱりだこ。たまにお礼をもらうこともありますが、基本的にボランティアとして行い、年間30回を越えるそう。「子どもたちは大はしゃぎしてくれますし、お年寄りの方にも喜んで頂いてます。時には失敗することもありますが、それも愛嬌と楽しんでもらって…。やりがいがあります」。 地域交流活動が評価されて父母教育後援会から補助金をもらっているものの、マジック用のグッズや衣装、マジックバーへ研究に行くのも自前。ボランティアといえども、出張の交通費だけは頂いているそうです。今後は学内外でもっと知名度をあげたいとのこと。 人を心から楽しませるマジック。ボランティアっていろんな形があるんだ、と改めて感じました。 (編集ボランティア 幡 郁枝) |
| ■言葉の壁を乗り越えて、生活情報を発信
--------在住外国人のためのボランティア情報誌「みみタロウ」 |
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もし、皆さんが突然海外で暮らすことになったら、言葉の壁からくる生活の不安はありませんか。日本語の情報誌があったら、どんなにうれしいでしょうか。
この「みみタロウ」は、滋賀県内の生活情報を7カ国語で発行し、市町村役場や図書館などで無料配布しています。支えているのは約30名のボランティアで、現在12,500部を隔月で発行しています。内訳はポルトガル語、中国語(台湾語、大陸語)、スペイン語、ハングル、英語それに日本語で、日本語版には日本語を勉強中の外国人のために、ルビがふられています。およそ月1回開かれる編集会議ではいろいろな国の言葉が飛び交い、それぞれが積極的に発言し、大変活発な会議になるそうです。また、その後のティータイムが、31号まで続いた長続きの秘訣だとか。 来日8年の中国人の凌さんは「日本で自分が役に立っているのがうれしい。これから同世代の日本人の友達を作りたい」と、またイタリア人のホルヘさんは、「社会参加することで日本を一層知ることができた。またこの場で日本人に伝えたいことが表現できる」と話してくれました。編集ボランティアの多くが、自分の時間を少し割くことで、同じ国の人に何かをしたい、みみタロウを通して社会に何か言いたい、という動機で参加したとのこと。 滋賀県にも大勢の外国人が住むようになった昨今、日本人から積極的に不安を抱えている外国の方々に心を開いていく必要があるのではないでしょうか。
(編集ボランティア 清水奈美) |
● 森林生物学の専門家であり、ご自身の研究を生かし、かもしかの会関西で実践活動する代表の高柳敦さん。
●土山町での「ポリネット防除法作業」風景。
● 舞台衣装のスーツも板についた部員のみなさん。芸達者ぶりが分かりますね。
● 7カ国語で訳され、1回12500部発行で年6回(2、4、6、8、10、12月)発行されている「みみタロウ」。
● みみタロウフェスタでのダンスパーティー(ビアンカ内)。県内在住外国人の交流の場となっている。