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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。



環境・福祉・まちづくり…県内にはいろんな分野でキラキラ元気に活動される団体やグループがいっぱい!毎回4つのグループにスポットライトをあて、その活動をご紹介します。



”おもちゃ病院“で子供たちの喜ぶ顔が見たい--------小鳩おもちゃ病院
 「治ったおもちゃを手にした子供たちの笑顔」が目的であり生きがいなのが、おもちゃ修理のボランティア「小鳩おもちゃ病院」。
 コンピューター、電気、警察官、公務員などさまざまな職業のOB・現役28人が職業現場で培った技術と経験を生かし、「動くおもちゃ科」「無線電波科」「コンピュータ科」など多彩な診療活動をしています。
 誕生したのは平成6年。現院長の奥村寿朗さんが、知人の「小鳩乳児院」の理事長から「園児や自分の孫があまりにもおもちゃを粗末にしている」と聞かされたのがヒントです。「動かなくなったらすぐゴミ箱行き。親も子もモノを大切する心、何で動かんの?という疑問の心や好奇心を持ってほしい」との願いもあって病院の設立へ。
 現在、毎月第3日曜と第4日曜の午前10時から12時まで、月に7〜10件の診察をこなしています。重症のおもちゃは約1カ月の入院で元気に。ほとんどが電池切れや接触不良といった単純な原因による病気(故障)で、患者の99%は完治するとのこと。滋賀県はもちろん京都や大阪、遠くは徳島からも診察の依頼があるといいます。
 今後は可能な限り往診も引き受ける予定。ぬいぐるみの治療にあたるお医者さん、看護婦さんも募集中です。

▲出張小鳩病院風景




ペットともに施設を訪問、みんなの心と体を健康に-----人と動物との触れ合い運動
 自分のペットを連れて老人ホームなどの施設を訪問するCAPP(コンパニオン・アニマル・パートナーシップ・プログラム)運動が、昨年滋賀県内でも始まりました。
 これは動物に触れると血圧や心拍数が下がりリラックスすることから生まれたボランティアで、日本動物病院福祉協会の提唱によって10年程前から盛んになったもの。滋賀県では樋口一さん(八日市在住)が呼び掛け人です。6年ほど前、引っ越し当初の寂しさから犬を飼ってみて、「犬のいる生活の素晴らしさ」を知った樋口さんは、ボランティア雑誌でこのプログラムを知り現場へ見学に。
 「動物に触れたお年寄りたちの顔がみるみる柔和に変わっていくのを目の当たりにしました。見学している私でさえうれしくなったんです。飼い主同士も交流でき、入居者、施設従業員、ボランティアのみんなが喜べる取り組みだと思いました」
 早速、草津の獣医・金谷先生に相談して代表になってもらい、昨年11月、県内12名のメンバーでスタートしました。施設で動物に触れ合ってもらう時間は1回30分ほど。既に老人ホームの玉園ハイムなど3カ所で実施、12月には八日市市立図書館で写真展を開催したほか、犬のしつけ教室も開いています。犬と猫だけでなくウサギや小鳥などでもOK。予防接種を済ませている、他の動物に出会っても落ち着いていられるなどの条件はありますが、大抵のペットが参加できるとのことです。

▲動物とふれあうことで生まれる笑顔




ペルーの孤児院や施設に文具、ミシンを贈ろう  千里綿邪古(近江八幡市)
 千里綿邪古(ちりめんじゃこ)は「ペルーの孤児院に学用品を送る運動」を進めているボランティアグループ。数年前、代表の野村さんがペルーの日本語就学生を受け入れたときに知った事実からこの活動が生まれました。
 現地の子供たちが学用品に困っている…これも何かの縁、少しでも力になれたらと、新聞紙面でアピールしたのが始まり。約二百人から鉛筆四千五百本、ノート二千五百冊、消しゴム八百個、筆箱八百個もの文具が寄せられました。
 「この二百人の人たちの”気持ち“を大切にしたい」とペルーまで出向いて学用品を届けた野村さん、今度は現地で自立のための女性センターを作ろうと頑張っている「プラハの幼きイエス宣教師女子修道会」が足踏み式ミシンを求めているのを知りました。センター設置場所がチリに近いペルー山間部で、電気が来ていないからです。
 再び新聞紙面でアピール。145台の足踏みミシンが集まったのですが、現地へ送る船賃の調達が課題に。そこで、11月にペルーのミュージシャンを招いてコンサートを開くなど、現在は「ペルーへ足踏みミシンを送る運動」に力を入れています。
 千里綿邪古は野村さんはじめわずか7人の小さなグループ。ボランティアと肩肘張ったものではなく、暮らしの「縁」の中から湧き上がる”自然体の活動“を目指しています。

▲チャリティーコンサート




企業のモノづくりのノウハウを福祉の現場へ
これが私の第三の人生だ!
ライブテクノメイト協会(企業OBの生きがい就労の会)
 停年退職しても「健康」と「いきがい」を保つために、企業で培った技とノウハウを生かして役立つ仕事をすることで”第三の人生“を自立したい…ライブテクノメイト協会はそんな思いの企業OBたちが集まり、主に障害者の施設における就労訓練のための商品・機械・作業等の改善に取り組んでいます。
 元になったのは、松下電工を定年退社して県社会福祉協議会のワークアドバイザーを委嘱された浅田銑秀さん(現・代表)の体験。県下120カ所もの施設の相談を1人で応じていたころ、海外旅行の機中で乗客の半分が停年退職した年代の人たちなのに気付いたのがきっかけです。「みんな現役時代に培った技の持ち主で時間的な余裕もある。こうした人たちに手伝ってもらえれば…」
 メンバー一人ひとりの得意分野を生かして、障害者施設の作業に企業のモノづくりのノウハウを導入。作業の大幅な改善と工具の工夫などによって、「補助者がなくても自分だけでここまでモノが作れるんだ」という障害者の喜びに満ちた顔にたくさん出会いました。
 これこそ自分たちの生きがいだ…と平成5年、”第三の人生“を自立するためのボランティア組織に。現在では、松下電器、サンヨー、東洋紡などのOBの技術者たちを中心に25人のグループに育っています。このほか、会員自身が”起業家“として独立するためのサポートもしています。

▲代表の浅田さん


淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442