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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

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シリーズ 〜NPOへの素朴な疑問〜


●第9回 NPOとネットワーク

 IT革命を持ち出すまでもなく、現代はネットワーク社会と言われているし、このネットワークという言葉もごく普通に使われる。ネットワークはもともとは網状組織と訳され、放送網、通信網、鉄道網などの社会基盤を表すものとして使われてきた。今でもネットワークというと、通信や情報と結びついて使われることも多いが、もう一つ「人と人とのつながり」という意味で使われる。市民活動、NPOの中で使われるのも実はこの意味が多い。

 企業や行政を見れば分かるとおり、既存のこうした組織は、ピラミッド型になっていて、トップダウンにしろ、ボトムアップにしろ、その意思決定システムは縦型の構造である。これに対し、NPOはネットワーク型の組織だとよく言われる。組織としての意思決定システムはあるものの、その形は縦型の人間関係ではなく、個々の人間が対等につながっているまさに新しい形態なのである。仕事、年齢、性別などに関わらず、自由につながり活動するNPOの姿は、とかく型にはめて考えることの得意な日本人には異文化といえるかもしれない。

 会社をリタイアして、NPOで働いたり、ボランティアをしたりしたいという熟年層が増えている。しかし、企業の枠組みの中でずっと生活を続けると、その文化に慣れてしまって、異質なものを受け入れることに抵抗感を持つ人が多いのも事実である。肩書きをなくした人が、いかに対等の関係でコミュニケーションをとりながら、ネットワークを築いていくのかは、会社という組織とNPOという組織の根源的な問題なのかもしれない。

 NPO側に限って言えば、その組織内で人々がいきいきと活動し、その活動の幅を広げ、質を高めていくには、個々のネットワークをいかに築いていくかが重要である。これはNPO同士のネットワーク構築にも言えることで、団体同士のネットワークもつまるところ、個々のネットワークの積み重ねなのである。

(市民熱人)



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