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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

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シリーズ 〜NPOへの素朴な疑問〜


●第10回 NPOのミッションと事業性

 NPOはミッション志向の団体である。ミッション(mission)は「使命」と訳されることから、NPOのミッションという場合は、そのNPOの果たすべき役割や設立目的を表すものであると言える。ミッションはNPOが社会的な課題に対しどうしていきたいのか、NPOはどのような社会をつくりたいのかを外に対して高らかに表明するものであるが、一方、組織内では役員や会員の行動規範となるものという言い方もできるかもしれない。

 以前このコラムで介護保険におけるNPOと企業との違いを考える中で、両者の境界がだんだんグレーになってきているのかもしれないと書いた。確かに事業型のNPOがその収益性を前面に出して活動するとなると、あえてNPOという形態をとらずに企業として活動した方がいいのではないかという場合も出てくる。それがたとえそのNPOの本来事業だとしても、そこに社会へのメッセージというものが伝わってこないようなものであれば、NPOとしての使命が果たせているとは言えないのではないかと思われるのである。

 そこで思い出されるのが、NPO法人は役員総数の3分の1以内でしか役員報酬を受け取ることができないという限定がなされていることである。この規定は、役員全員に報酬を払ってもいいとなると、まさに非営利性が担保できなくなるというだけでなく、役員のボランティア性を損なうという懸念が出てくることから制限が加えられたものと言われている。(当初案は役員だけでなく、社員にもその制限が加えられていた。)

 確かにNPOにとっては、その運営のために収益性を確保する事業も大事なことではあるが、ボランティア理事が多く存在することは、金儲けよりも大切なNPOの持つミッションに向けての活動にNPOが励むことが期待されているとも言えるのである。組織化されたが故に、組織維持のためにNPOの持つミッションに合わないことも数多く行われているのが、実はNPO社会を望むものにとっては悲しいことであったりする。

 NPOの高邁な思想であるミッションは、ある事柄に対して問題を発見し、その問題意識を何人かの仲間と共有していくというNPOの成り立ちそのものである。事業型のNPOが増えていく中、NPOが輝きを持って発展していくには、団体設立の原点に立ち返るというスタンスが大切なのではと今更ながら思う。

(市民熱人)



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