ページの先頭です。
本文をスキップしてメニューを読む

淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

*


どういうふうにしたら、もっとみんながイキイキと元気に暮らせるか―― そんな素敵な夢を現実のものにするために、日夜奮闘しているNPOの皆さん。環境・福祉・子ども・まちづくりetc.・・・
滋賀県に新しい風をおくるフレッシュな市民活動をご紹介します。

■外国人は日本の「お客さん」ではありません。
 文化の壁を少しでも崩したいですね。

--------グルポ・イペ

▲代表の奥村さん(左から4人目)、井嶋さん(左から5人目)と日本語教室サポートボランティアの皆さん。

   

 滋賀県に住む日系ブラジル人は約1万人、彦根市には674人(2001年12月末現在)が登録しています。奥村ルシアさんは日本に来て11年、井嶋タイスさんは16年になり、ともにボランティアで彦根市の広報のポルトガル語訳をしたことがきっかけで、「グルポ・イペ」を2年前に発足させました。

▼日本とブラジルの子どもたち対象の交流イベント「夏休み子どもクラブ」風景。みんなでホットドッグづくりに挑戦。

 それぞれが家庭を持ち、生活が落ち着くと一番気になるのは教育です。日本で教育を受けた子ども達は学校で日本語を習うのですぐに覚えますが、ブラジルの祖父母から来た手紙を読めません。大人達は仕事などが忙しくて日本語の習得が難しく、学校から子どもが持ち帰る連絡プリントの意味がわかりません。

 それらの問題を少しでも解決しようと「グルポ・イペ」ではブラジル人の子どもを中心にしたポルトガル語教室、大人向けの日本語教室を毎週開いています。また、学校から保護者あてに配られるプリントをファックスでポルトガル語に訳す活動なども続けてきました。このほか、グループの日本人ボランティア達は、すぐ生活に役立つ日本語のテキストを考案中です。

▲彦根市の地元商店街の夏まつりには、ブラジル式ホットドッグ屋台を出店して大盛況。

 「私たちの考える文化の交流は、サンバを踊ったり、ブラジル料理を味わってもらうだけではなく、ふつうの暮らしの中でお隣はブラジルの人というおつきあいができればいいなと思っています」とルシアさん。定住ビザを持つブラジル人でも生活を取り巻く環境は厳しい。今後は県下の他のグループとネットワークを結んで外国人支援の輪を広げていきたいとのこと。

 「イぺ」は南アメリカに咲く花の木ですが、イペのように根付いて大きく成長し花が咲く日まで、皆で力を合わせたいものです。

(編集ボランティア 大山 純子)




■お互いが連携し合って、
 もっと大きな力で町を盛り上げたいですね

--------マキノまちづくりネットワークセンター

▼ 第2回調査会の様子

 海津大崎の桜、自然が残る里山、リゾートスポットの湖岸・・・春夏秋冬、多くの観光客を迎えるマキノ町。人口6000人の町、少子高齢化や過疎化が進むこの町に、自然の中での暮らしを求めて転居してくる人がいます。この新しい波の中で、何らかの形で社会貢献活動やまちづくりに参加したいという人が増えて来ました。自分たちが住んでる町をもっと魅力ある町にしたい・・・そんな思いの人々が集まって「まちづくりネットワークセンター」が生まれたのです。


▲ 月1回マキノ町全戸配布の情報誌「まちネット」とマキノ町地域文化再発見ガイド「ぎっとまって…。」2000年4月に発行

 活動は大きく3つ。マキノの里山や歴史を紹介するボランティアガイド事業。地域の老若男女が交流できるリサイクルショップの運営。趣味や特技を生かし、それを必要とする人に提供するというサポートボランティア事業。この3つの活動を柱に、町内のイベントや行事にも積極的に参加するとともに、これらの活動を、ホームページや「まちネット」という機関誌で町内外に発信しています。

 「昔からある“田舎の付き合い”はなくなってきましたね。だからこそ、人と人とのつながりを意識して残していかないと。そういう気持ちを持っている人たちをリンクさせるというのが私たちの仕事ですね」と事務局の藤原さん。2000年の立ち上げの年、町内を取材して地域文化再発見ガイド『ぎっとまって・・・』を編集発行しました。『ぎっとまって』とは「あぐらをかいてくつろぐ」という意味の地元のことばです。マキノの自然、歴史、祭、味、人、これらをカラー写真を豊富に使い紹介しました。現在は、2004年の春を目指して「マキノの里山ガイドブック」の発行を計画しています。

 遠い昔、雪の多いマキノの民家では、囲炉裏ばたに『ぎっとまって』座るおじいさんのそばで、子ども達は地元マキノの風習などを学びました。まちづくりネットワークセンターは、そういうマキノの原風景を大切にし、魅力あるまちづくりをめざしています。

▲ 事務局の藤原久代さん

(編集ボランティア 松井由美子)

 

マキノまちづくりネットワークセンター
URL http://www.ex.biwa.ne.jp/%7Emachinet/

 




 
■新しい地縁で、互いに支えあう地域をめざして

--------民間ボランティア組織 外出支援センター『ひの出』

▼ 車椅子用の車。外出支援ワゴン車がもう1台あります。これで日野町を走り回る石黒さん。

 外出支援センター『ひの出』の代表石黒さんは、大阪から日野に引越してきて初めて運転免許を取りました。実は、お母様の介護生活が長く、息抜きのため外へ出かけたかったというのが本音だそうです。かといって自分だけ遊ぶのも心苦しく、それなら似た立場の方にも喜んでもらえることをと、障害を持つ方が町内の病院へ通うお手伝いを始めました。

▲  石黒さん考案の地域通貨「ひのてんびん」。 2003年1月から1年間の実験期間を設けて実施予定。

 個人で通院時の送迎を続けて5年。もっと多くの方に利用をしてもらうため、また、万一事故が起きた場合のことも考え、2000年4月に外出支援センター『ひの出』を設立しました。現在利用登録者は19名、定期的な通院・入退院の送迎での出動は月に5〜6回です。

 全く地縁のない石黒さんですが、こうして外出支援ボランティアを続けるうちに利用者の方とも信頼関係が生まれ、中には「親子のようにつきあえる方」もあります。しかし、地元ではこうした活動についてなかなか理解してもらえず仲間も増えないのが悩みとか。ボランティア送迎なのにお礼を出され困ることもあるそうです。

 そこで来年の1月から1年間、地域通貨「ひのてんびん」の実験を開始します。町内送迎サービスなら「5ひのてんびん」。石黒さんの事務所で開く「パソコンサロンささえ愛」でも使用可能とか。もっと日野全体にボランティア活動の輪が広がってほしいという願いが「ひのてんびん」にはこめられています。時代は既に外出支援センター『ひの出』のような活動を必要としています。この「ひのてんびん」は近江商人の「地域よし」精神の現代版。来年の日野に注目したいものです。

(編集ボランティア 幡 郁枝)


   

淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442