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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

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どういうふうにしたら、もっとみんながイキイキと元気に暮らせるかーー そんな素敵な夢を現実のものにするために、日夜奮闘しているNPOの皆さん。環境・福祉・子ども・まちづくりetc.・・・
滋賀県に新しい風をおくるフレッシュな市民活動をご紹介します。

■私たちが作った自助具で、
私たち自身も生き生きと前向きになれるんですよ

--------自助具ボランティア ケアクラフト002(おおつ)

●発明協会知事賞を受賞した
「座薬挿入エイド」の説明を
する代表の岡崎さん
※自助具のお問い合わせは、大津健康福祉センタ ー・健康福祉推進課
TEL.077-522-6766

坂本市民会館での工房風景、活動は第1、第3水曜日。
他に龍谷大学で第2、第4水曜日開催中。▼

 手の甲で軽く抑えるだけで出てくるシャンプーホルダー、ジュースがしっかり飲めるストローホルダーなど、アイディアいっぱいの道具が目の前に並んでいきます。これらは体の不自由な方からの依頼を受けて、ケアクラフト002(おおつ)のメンバーが製作した自助具。「障害を持った方々は、家族やヘルパーさんの助けを借りながら、内心は自分でやりたいってくやしい思いをされてるんですね。そんな方たちの自立を助けるための道具を製作しています」と代表の岡崎さん。

▲押す力のない人のための片手シャンプー容器(600円)

 ケアクラフト002は、3年前、大津健康福祉センターが主催した『福祉用具製作ボランティア講座』を受講した有志が集まって生まれました。岡崎さんら定年退職組や主婦を中心にものづくりの好きなメンバーが、月4回、坂本市民会館や龍谷大学福祉工学開発室で製作しています。おもに健康福祉センターを介して注文が入り、試作を重ねて最終的に完成した道具についてのみ、材料費だけをいただくというシステムです。「リュウマチの方から痛み止めの座薬を入れる自助具を頼まれました。家族に入れてもらうのを自分でやりたいということですね。完成したときはすごく喜んでいただきましたよ」。工夫を重ねたこの座薬挿入機は県の発明協会の奨励賞を受賞したとか。その他にも、歩く時に吊り下げる尿バルーンのカバーを手作りしたり、持ちやすい箸、片手用茶碗ホルダーなど、障害の症状や程度によって個別に対応したものを約50種類作りました。

「自助具を使うことで、本当にみなさん前向きに明るくなりますね。私たちもお役に立てたと実感できることがうれしい。障害を持った方々の自立を助けることが自分たちの生き甲斐にもなるんですね」と岡崎さん。新しいメンバーも増え、県内にある同じような工房とも情報交換し、活動の輪は広がりつつあります。まず『ものづくり』に興味を持ってもらおうと、今後は、高齢者や健常者、学生や子どもたちとも交流したいとか。困っている人はまだまだいるはず、自分たちの活動をもっと利用してもらいたい、これがメンバーの熱い思いです。

(編集ボランティア 松井由美子)


●ストローを持てない人のためのストローホルダー(200円)






■「子どもの権利」を尊重しながら、地域社会で子育てを
--------CASN(Children's Action Support Network)


  • ▲昨年12月に実施した「しがチャイルドライン」のPRカード

 一度しかない子どもの時代を、どう生きればよいか。CASN(Children's Action Support Network)は子どもと一緒に考え一緒に行動しようと志す大人たちによる組織である。

 活動の中心は、電話で子どもの声に耳を傾けるチャイルドライン。イギリスで始まり、日本では1998年に俳優の牟田悌三氏が東京・世田谷で始め、いま全国に広がりつつある。子どもが抱えている悩みを子どもの心に寄りそって受けとめる。本当に難しい仕事だ。2002年5月に実施したはじめてのチャイルドラインでは、3日間で300件を超える電話があった。

「何か話したいと思ってダイヤルを回したが、すぐには喋れなくって、電話を切ってしまう子もいます」。 いじめ・異性との交際、性格や体のコンプレックス・家族との悩み等々。そのひとつひとつに対応していくには辛抱強くないと続かない。「そうか、そやなあ」顔は見えなくても、子どもは話をしているうちに反省したり勇気を取り戻したりできる。

「注目されていますが、活動はまだまだ根のない浮き草です。本当に悩んだり孤独に苦しむ子どものところまでいけていません」と代表の谷口さん。だが「子どもの権利」を尊重し、地域社会で子育てをという、熱い思いが伝わってくる。

(編集ボランティア 森口行雄)

▲代表の谷口さん

▼昨年10月20日に開催した
「キッズフェスティバル2002」の様子






 
■大人と子どもが山を元気にし、山は人を元気にする、
すてきな循環を

--------里山保全団体 やまんばの会

 50年前まで、山は私たちに食べ物や薪を提供してくれる生活の宝庫でした。最近ではそんな山に人は入らなくなり、光も地面に届かないほど山は荒れ、松食虫による松枯れの被害も目に余る状況が広がっています。

▲里山整備活動の様子。
急な斜面での作業は
危険をともなう。

▼会員みんなで1年半かかって
手作りした「やまんばの家」

 2年前に近江町のプロジェクトとして山林の松枯れに取り組んだのがきっかけで、現在は民間組織で里山保全に取り組む「やまんばの会」が生まれました。活動は大きく分けて2つあり、里山の松枯れや光もささないほど覆い茂った木を切る里山保全活動、そして、幼稚園児の遊び体験や小学生の総合的な学習の時間での体験学習の支援を行っています。

 その活動の拠点となる「やまんばの森」は、山の地権者の理解と協力により借りているもので、その中心には交流や休憩の場としてのログハウスを1年半かけ手作りで整備しました。訪れた子ども達は薪割り、カブトムシの飼育、ピザ焼き、細い木や枝を切る里山の手入れ、そして夏場にはため池でカヌーなど、自然を自由自在に楽しむことが出来ます。里山保全の活動は、「やまんばの森」に絶滅危惧種が生息していることなどから、その生態、さらにササユリなど以前には見られなかった草木が自生してきたことなどの環境の変化が、バロメーターとなって現れてくるようです。

▲事務局の北村剛さん

「みんなが楽しいから続けられる」と北村さん。「やまんばの会」は里山を生き返らせるだけでなく、その里山で誰でも自由に自然とふれあい、自然の大切さを再認識できるような活動を目指します。

(編集ボランティア 上岡真実)

里山保全団体 やまんばの会
URL http://www.biwa.ne.jp/%7Epaison-f/index.htm


   

淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442