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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。


私たちきらり輝いています!NPO

地域でボランティア活動を広めようと奮闘しているあなた、
新たにNPO活動を立ち上げて、琵琶湖のまわりを走りまわっている君、
「淡海」というフィールドで、静かだけど、
どこか「きらり!」と輝いているボランティア活動や
市民活動で活躍されているNPOの皆さんをご紹介します。

【環境】
”過疎”と”過密”の融合ができれば・・・
自然を残しながら地域の活性化をめざしています

--------朽木針畑山人協会

▲事務局長の山本利幸さん。

▲冬イベントでのそりの木材運搬作業再現風景。

▲交流館「山帰来」では
針畑の特産物や喫茶を提供。

特定非営利活動法人 朽木針畑山人協会

  針畑は朽木村の最奧、安曇川の支流針畑川の源流に位置する地域です。峠をこえると京都もしくは福井。冬季は二メートルもの積雪があるというこの地域には、過疎と高齢化の波が押し寄せています。これを危惧して生まれたのが「朽木針畑山人協会」。針畑が好きで移転してきた新住人と古くから暮らす人たち、そしてそれに賛同する他の地域の人も参加して、2001年春、活動を開始しました。

 メンバーは、古道の整備、荒廃田の復元整備や文化の掘り起こし、ブナの森の伏流水(わき水)のある村人の憩いの場である『清水(しょうず)』の整備などに取り組み、四季ごとの新しい『祭』も開催しました。「多くの人に来てもらって、自然や文化を守っていくことの大切さや、針畑という山村の暮らしを知ってもらいたいですね。それに針畑を出て行かれた人が故郷に帰って来た時に、やっぱり村が元気で残っていないと」と事務局の山本利幸さん。京都生まれの山本さんはこの針畑の自然に魅せられた一人です。
 昨年末、行政の尽力で『針畑郷山村都市交流館』が誕生、運営を協会が受託しました。人々がやってくるのではなく、帰ってくる場所になって欲しいと『山帰来』と名付けられた交流館は、協会の活動の拠点となりました。田んぼに赤米を植え、わき水で豆腐を作り、そばを植えてそば打ちもしました。『山帰来』に薪ストーブを入れたことから、薪や木質燃料バイオマスの販売も考えています。「人に住んでもらうのが一番の目的。だからここで生活するための『仕事』を作らないといけないんですよ」と山本さん。
 昨年、淡海ネットワークセンターの「第一回おうみNPO活動基金」に応募、地域全体を博物館にするための助成を受けることが決まりました。西日本では数少ないブナ帯に暮らす人々、ここに山と人との関係をテーマにエコ・ミュージアムを作ろうと計画しています。山間の過疎地域の活性化は、針畑地域のみならず、過疎に悩む日本各地の山村の再生につながるのかも知れません。

(編集ボランティア 松井由美子)





【人権&障害者支援】
■障害のある人が行きたいところに行けて、
一人暮らしもできるようにサポートします。

--------地域生活サポートセンター『じゅぷ』

 『じゅぷ』は障害のある人が「地域であたりまえに」自立した生活を送るための支援活動を行なっている組識です。
活動は三つの事業から成り立っています。その一つは家事援助や介護などの「ホームヘルプ」事業、二つ目は、移動にハンディのある人なら誰でも利用できる外出支援サービス「まちかどサポートステーション」。三番目が、知的障害のある人が一人暮らしやグループホームでの自立生活を目標に、日常生活を体験する「自立生活トレーニングハウス・コパン」です。

▲高齢者等の足となる外出支援サービス ▲障害のある人の自立生活トレーニングハウス

 その意義と機能について、事務局の染井将仁さんにお聞きしました。「障害のあるなしにかかわらず、家にいると自立しませんよね。親から離れ、『コパン』のアパートの部屋で、ヘルパーとともに食事づくりや洗濯、掃除をし、宿泊する体験を積み重ねる中で、知的障害のある人たちは自分がどれだけできるのか、何を頼めばいいのかを知り、自立生活のイメージをつかんで、将来を自立して生きていく目標を持てるようになります」。

 また、「『この子を残して死ねない』という障害者の親の苦しみを解決していく大きな一歩でもあります」とも。

▲事務局の染井さん

 これらの支援事業を実現化させてきたのは、障害のある人たち自らが中心となった二十五年以上にも及ぶ根気強い活動でした。
支援制度の使いにくさや、ヘルパー不足(『コパン』利用は順番待ち状態・ヘルパーさん募集中とのこと)など、課題は山積みのようですが、障害のある人が主体となり、その暮らしにくさを解決することこそが、街や地域全体の暮らしやすさづくりそのもの、と信じて共に生きて働いて来られた人々の結果としてのNPO。道を拓いていかれるに違いありません。

(編集ボランティア 石川悠子)

 




【環境】
■稲作のあり方を改革し、きれいなびわ湖を取り戻したい

--------ネットワーク『未来シンフォニー』

▲代表の伊佐さん(右)

▲朗読劇「びんぼう神様さま」の脚本・演出を
手がける会員の安達さん。

 きれいなびわ湖の水を取り戻したいという熱い思いから、汚濁の原因である農業排水を何とかできないかと考え、稲作のあり方そのものの改革に立ち上がった。自然の摂理にかなった「自然耕(不耕起農法)」への取り組みである。
 農薬や化学肥料を使わず、稲を収穫した後の土地は耕さない。土地を耕さずに冬の田んぼに水を張る(冬期湛水)ことによって、残った稲や藁が分解されて水中にプランクトンが増殖する。それをえさに昆虫や小さな魚が生息するようになり、鳥が集まる。
 「『堅田の落雁』といわれた近江の風景はこうして生まれたのでしょう。その風景を呼び戻さねば」と代表の伊佐恒範さん。「鳥が来れば除草効果があるし糞が肥料となる。もともと自然はうまく循環するようになっているのです」。
 自然の理屈にあった稲作の結果、おいしいお米がとれ、田んぼが汚染されないで済む。そして琵琶湖の水がきれいになる。文字どおり「いのちを守る田んぼづくり」なのである。
 根のしっかりした成苗を植えることによってよい収穫を得られることも実験済みである。自然耕をどう普及させていくか、伊佐さんの関心は生産農家と消費者を結びつけるこれからのネットワークづくりにある。伊佐さんが指揮棒をふるシンフォニーが将来、びわ湖に響き渡る日の近いことを祈りたい。

(編集ボランティア 森口行雄)

伊佐さんの伊香立の自然耕の田んぼ風景。




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淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
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