ページの先頭です。
本文をスキップしてメニューを読む

淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。


私たちきらり輝いています!NPO

地域でボランティア活動を広めようと奮闘しているあなた、
新たにNPO活動を立ち上げて、琵琶湖のまわりを走りまわっている君、
「淡海」というフィールドで、静かだけど、
どこか「きらり!」と輝いているボランティア活動や
市民活動で活躍されているNPOの皆さんをご紹介します。

【医療】ケアリング クラウン トンちゃん一座
「笑い」は心に直接伝わる、世界共通の言葉

▲代表の石井裕子さん。

▲一緒に活動している大角礼子さん。

▲泉大津市立病院でのケアリングクラウン活動の様子。

  

 取材前、クラウンとは道化師の格好をした人だから大道芸をする団体なのかな?と思っていました。しかし代表のトンちゃんこと石井裕子さんにお話を伺うと、映画「パッチ・アダムス」で扱われていた精神的医療の要素をもったクラウンの活動だと分かりました。石井さんはずっとボランティアや地域の役職を続けてこられ、子どもさんが独立される頃、今後何をしようかと探しておられたそうです。「四年前にアメリカのウイスコンシン州の大学で『クラウンキャンプ』が行われることを聞くと即座に、コレは自分にできることだ!とひらめいて参加しました」と言います。当時は五十代直前、海外旅行未経験、英語もダメ。カリキュラムには大道芸だけでなく心理学やガンセンターでの実習もあり、それらを身振りや単語だけで理解したとか。この驚くべき行動力でご自身のパートナーだけでなく、親友の大角さんご夫婦までも引き込まれ、四人の一座が結成されました。ケアリングクラウンは日本でも次第に認知されつつあり、大阪の病院に招待されたこともあります。歩き回って芸を見せるだけでなく患者さんの話を聞いたり、落ち込んでいる人にはただ寄り添って座ったり。近づかれるのがイヤな人からはさっと離れます。ピエロとクラウンの違いを意識しながらの活動を目指しているそうです。一座は夏祭りや秋の文化祭、クリスマスの時期にはひっぱりダコ。基本的にボランティアですが、環境に配慮したバルーンなど仕込のお金もかかるため、出張には交通費と実費が最低限必要だそうです。皆さんも、どこかでトンちゃん一座に出会ったら子どもに戻って素直に笑って心から楽しんでください。

(編集ボランティア 幡 郁枝)




【環境】
【環境】膳所の山辺を愛する会
子どもたちが楽しみながら、自然の大事さに気づく「場」づくりを

  大津の街中を流れる相模川。その上流に砂防ダムができたのが1997年のこと。上流の自然を愛し親しむ人々が、ダム完成による環境の変化を憂い、危機感を覚え、人工の手が入っていない自然を守り次世代へ引き継ごうと活動しています。
 発足当初は相模川上流の林道をゴミ拾いしながら散策し、自然観察会を開催する活動でしたが、周辺の自然を守るには、生活の変化により人の手が入らなくなって荒廃している山の整備保全が必要と感じ始めました。
 それまでの地道な活動への理解もあり、昔、入会地であった雑木林を借りることができたのが2002年。間伐や下草刈りといった山の整備をしながら、チップ化した間伐材を利用した遊歩道整備や炭焼き、またこどもたちへの自然体験会を開催するなど活動の幅が広がってきました。毎月第1、3日曜日の定例活動日には、朝早くから楽しみながら活動するメンバーたちが集まってきます。
「私たちの会は別名『自然の旬を楽しむ会』です。

▲ご夫婦で活動する、代表の山崎正博さんと和子さん。

 山に入って鳥のさえずりを聞き、木々の彩りによって季節の変わりを知る。メンバーそれぞれが自分なりの楽しみをもちながら自然を守っています」と代表の山崎さん。活動拠点である雑木林で実績を積み、持ち主の理解を得ながら周辺の里山へも活動範囲を広げることが当面の目標です。
 会の熱心な活動の反面、住宅地に近い里山であることからゴミの不法投棄が後を絶たないとか。その都度、メンバーたちが後始末に追われています。
 今後の活動について「この身近な自然を次世代に残すため、まず、次世代の人間である子どもたちに来てもらい、子どもたちが楽しみながら自然の大事さに気づく、そんな場をつくっていきたいと思っています」と山崎さんは熱っぽく語ってくれました。(六)

▲木ノ下谷林道側林で間伐するメンバー。




【文化】特定非営利活動法人 音楽村
人の命をいかす、顔の見える社会づくりが、人生の課題…
 いつか、音楽だけの村を創ってみたい

▲年1回、滋賀県立図書館にある中庭で
開催されるコンサート風景。

▲代表理事の澤正徳さん。

 音楽活動のジャンルには特にとらわれていないが、オペラが一番好きと言う代表の澤さん。舞台と客席が明らかに分かれていると感じて、これをひとつの場に作りあげることを課題に一九七八年頃から滋賀で活動を始めました。まず、中・高校生のブラスバンドから音楽層を作りあげることを手始めに、大津シンフォニックバンド、コーラスグループの石山フラウエンコールなどと広がり、今日まで二〇数団体の創設に関わってきました。一九八一年の「びわこ国体」では、滋賀らしい文化発信として市民オペラ『三井の晩鐘』の創作に関わり、指揮をしました。
 「私は、『参加』と『表現』と『専門性』の三つの要素は、人が生きがいを持つために必要なものと考えています。一人ひとりの個性を生むための表現活動を通して、個人と社会の関係を考え続けてきました。」その思いから、次の世代が自由な創作活動をできる社会にとNPO法人音楽村を設立されます。
 法人設立により、活動の幅が一層広がります。若手の演奏者から演奏する場所がないという嘆きを受けて、場所と機会を創り出したり、支援助成を受けて得た楽器を活動団体に提供するなどのサポートや音楽療法にも取り組んできました。高校生を中心とする『青少年クリニック』は、県立近代美術館の夕照の庭で毎年開催するコンサートとして、今年も九月中旬に予定しています。
 音楽の練習や演奏などの環境づくりを求めて活動されていますが、いつか実際に『音楽村』を創ることができるといいですね。

(事務局 木村光一)





おうみネット第37号表紙へ>>  バックナンバー>>

淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442