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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

きらりNPO 地域でボランティア活動を広めようと
奮闘しているあなた、
新たにNPO活動を立ち上げて、
琵琶湖のまわりを走りまわっている君、
「淡海」というフィールドで、
静かだけど、どこか「きらり!」と輝いている
ボランティア活動や市民活動で活躍されている
NPOの皆さんをご紹介します。

【文化】まなつのコンサートをやりまっせ実行委員会

たくさんの人が『力』を持ち寄ってくれたから
 長く続けてこられましたね

▲「ミュージックキャラバン隊」で盛りあがる患者さん。 

▲第15回真夏の音楽祭&ヨシたいまつ祭チラシ。

▲代表の寺村さん。

  

 真夏の彦根で、毎年「音楽祭」が行われているのをご存知ですか? この夏、15回目を迎えるこの音楽祭、主催は「まなつのコンサートをやりまっせ実行委員会」。代表はピアノ講師の寺村邦子さん。子どもの手が離れたら何かしたいと思い、1988年、文部省の生涯学習フェスティバルに応募、101台のグランドピアノを一堂に集めて合奏というギネスに挑戦しました。この時の快感が忘れられず、地元でも何かしようと、近所にある彦根城金亀公園にピアノを持ち出し、ピアノ教室の生徒など「演奏したい人」を集めて「音楽祭」を開催しました。この時、出られなかった人に「また来年するからね」といったことから、翌年も開催。そしてまた「来年」と言いながら継続するうち、仲間が集まり恒例行事に。「応募してくれたら誰でも参加できます。演奏、歌、踊り、何でもOK。もちろんスタッフも。みんなで手作りのコンサートです」と寺村さん。出演者は、子どもたちや学生、高齢者まで多様。「小学校の卒業記念にと、クラス全員で合奏してくれたり、ここなら気兼ねなくできるからって、障害者施設からの出演もありますよ」。
 昨年度、たまたま出かけた病院のピアノが使われていないことから、楽器に触れたことがない人にも楽器体験してもらうことを発案。好評だったことから仲間と「ミュージックキャラバン隊」を結成。外に出る機会の少ない病院や施設などに、いろいろな楽器を持って行って触れてもらうという、「ちゃれんじ・ど♪」という活動を開始しました。
 「真夏の音楽祭を通じて多くの人と出会い、活動の輪が広がりました。こんなことがしたい、こんなことができるという人が集まってきてくれるんです。15年も続けてこられたのはみなさんのおかげ。ホントに感謝してます」。寺村さんのアイディアと仲間の力の結集。今年のコンサートももうすぐです。

(編集ボランティア 松井由美子)

まなつのコンサートをやりまっせ実行委員会
代 表 寺村邦子
設 立 1989年
会 員 毎年この指とまれ方式
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【まちづくり】グラウンドワーク甲良

甲良町独特の「水路」のある農村風景を守り、
 まちづくりに生かす「せせらぎ遊園まちづくり」へ

▲事務局長の辻川さん。 

▲せせらぎ遊園づくりでまちの水路が花で飾られている。

▲甲良西小学校のコンクリート池をビオトープ池に再生。

  

 今、石造りの水路にきれいな水が流れ、水辺に可憐な花が咲く。薫風が心地よく渡っていく。
 こののどかな風景も、ほ場整備事業に伴う水路のパイプライン化により、これまで生活に密着し、甲良の集落風景を形づくってきた水路が消えるのではないかとの危機感が住民を奮起させるきっかけとなった。「なんとかしなければ」という住民の思いは、事業計画の変更へ生かされた。町内13集落に「むらづくり委員会」が設けられ、それぞれの地域で、地域の特色を生かした地域の顔づくりが住民自らの手で始まった。水路や公園、グランド整備など、これまでなら行政に要求するだけで自ら動こうとしなかったが、地域住民自らが汗を流し、関わるようになった。「はじめは消極的だった人たちも次第に皆でやることはすばらしい、と意識が変わってきました。また、自ら汗を流し整備したので、公園や水路は自分たちのものという意識が生まれました」と事務局長の辻川さんは語る。
 こうした住民自らの動きに行政・専門家がかかわり、甲良町独特の「水路」のある農村風景を守り、まちづくりに生かす「せせらぎ遊園まちづくり」へと結集してきた。地域のことを一番よくわかっているのは、地域の住民のはず。専門家のすすめでイギリス発祥のグラウンドワーク活動にも参加。これがきっかけで、「パートナーシップで地域の環境創造を」をモットーに、まちづくりにいっそうの弾みがついたという。外からの訪問者もずいぶん増え、今、まちづくりのモデルとして社会の耳目を集めている。
 渋柿舎・七郎平にある事務所を出ると、北落(きたおち)の集落は、水路がめぐる静かな昼間を迎えていた。

(編集ボランティア 森口行雄)

グラウンドワーク甲良
代 表 北川勝
設 立 2001年9月
会 員 11名
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【文化】しがらき狸学会

狸のもつ微妙な間合い、曖昧さに魅せられて
 

▲信楽には約300匹のタヌキが
生息するという。

▲定期的に「狸タイムス」を発行。また狸が登場する童話の復刊も手がけた。

▲代表の大平さん。

「学会と名前はついていますが、難しい入会資格があるわけではありません。『狸心』がある人なら、だれでも会員さんになっていただけます」と、しがらき狸学会会長の大平正道さん。信楽の町には、なんと人口の五倍の八万体にものぼる焼き物があり、まさに「狸の里信楽」。ここで、しがらき狸学会が産声をあげたのは、2001年4月。今では、会員120名で四つの部会があります。主な活動として三か月に一回の例会のほか、「狸タイムズ」という新聞を発行しています。また年一回開催されるシンポジウムには、日本全国から会員が駆けつけ、狸に対する熱い思いを語り合う「舌鼓」と、おいしい食事をともにする「腹鼓」を楽しみます。
 狸を愛する人たちが集まり、狸を通して文化や街づくりを考えるNPOが信楽にあるのはごく自然のことのように思えますが、設立のきっかけは意外なところにありました。地域で市民活動を続けておられた大平さんが、新聞のリレーエッセイの原稿依頼をうけた時、迷った末テーマに取り上げたのが「狸」。信楽生まれの大平さんにとって、街にある狸の焼き物も里山にいる狸もごく身近な存在でしたが、これをきっかけに見つめ直してみたら、狸のもつ微妙な間合い、曖昧さに魅せられ、活動を始められたのでした。
 街づくりのために地域資源の堀り起こしをしよう、とよく言われますが、自分たちの住む地域の財産が何なのかは、具体的にはなかなか分かりません。「当たり前だからこそ見えなくなっているので、住む人は感性をもつこと、また地域のよさをたくさんの人といっしょに楽しむことが大事。狸の縁で、世界中にネットワークが広がっています」と大平さんは、狸のような愛嬌のある目を輝かせて(失礼)、活動の秘訣を話してくださいました。

(編集ボランティア 西尾久美子)

しがらき狸学会
代 表 大平正道
設 立 2001年4月
会 員 120名
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〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442