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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

・・・巻頭コラム・・・

アンケートから考える

第4回 市民に「身近なアート」の意味に気づく

エコドライブ  エイブル アート ムーブメントと呼ぶ市民芸術運動がある。心身に障がいのある人が生みだすアートを、「エイブル・アート(可能性の芸術)」と名づけている。
 障がいのある人たちの心の不思議な働きが生みだすアートに、あふれる生のエネルギーを感じ、人間的な共感を呼び起こす。しかし一方で、障害のある人たちの精神的な活動に対する評価は低いため、その世界に触れる機会も少なく、社会でその役割を果たすことができないでいる。
 芸術の分野や好みの違いはあるが、アートへの関心は誰もが持っている。ただ、その多くは、自らの生へのエネルギーに転換していくもの、あるいは人間性を恢復(かいふく)させる力を持っていることに気づかないままでいる。私だけでなく、いまの社会で生きる難しさを感じている人が増えてきている。それゆえに、「魂の芸術」を通して人間性を恢復させ、さらに芸術と社会の新しいコミュニティーを築いていこうとする運動に注視する。
 前号で取り上げた「ボーダーレス・アートギャラリーNO−MA」は、障がいを持つ人の作品を特別視することなく、作品そのものが持つパワーを大切にしている。街なかの住宅にギャラリーを開いたのも、気軽に立ち寄って、作者と見る者との垣根を低くする意味もあるのだろう。さらには、市民の生活に近いところにアートがあることで市民の感性が培われるし、その質が高ければ感性も磨かれるといえよう。そういった市民の動きは、全国でも見られるようになった。
 美術館やホールは、芸術品を保管したり、舞台を効果的に表す機能を備えているが、アートを求めている人は街なかにいる。ならば、美術館も、市民がアートを身近に感じとることができるよう、蓄積した知性や技を持って街なかへ出て行く時代になっているといえないか。
 
(事務局スタッフ 木村光一)

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