ページの先頭です。
本文をスキップしてメニューを読む

淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

・・・巻頭コラム・・・

アンケートから考える

第5回 多文化を感じる社会がもたらすものは

エコドライブ  通勤電車や買い物先、病院、子どもの学校など日常生活の多くの場面で、日本社会で働き暮らす外国人と出会う。姉妹都市提携による親善交流が主流であった頃と比べて「国際交流」のとらえ方が変わってきている。
 1990年に改正された出入国管理法では、日本人と血のつながった外国人に「定住者」資格が認められたことによって、どのような職種でも働けることになった。これによって、主に南米からの日系人がたくさん働きに来るようになったのだが、多くの人は低賃金の単純労働に就いているのが実態だという。
 日本で生まれた外国籍の子どもたちが置かれた状況を聞き、いくつかの課題が見えてくる。言葉や生活文化の違いを感じながら、一方で異質性を受け入れにくい日本社会に気づくのである。日本が他の国と違う部分を探すことで、これまで当然と思っていたことに今一度問いかけ、深く考えるきっかけが生まれる。在日コリアンが抱えた課題は、おなじく彼らにも置き換えられる。名前の呼び方や食べ物、季節や宗教の行事のことなどの生活文化を考えると、これらの問題を感覚的に浅くとらえて過ごしていた自分を知ることになる。
 外国籍の子どもたちがおかれている環境だけでなく、親たちが抱える生活の課題は、日本人も抱えている問題と似てはいないか。年金や保険制度といった見えてくる問題の根底に、日本人でさえ暮らしにくい社会に自ら縛っているのではないかという疑いが湧いてくる。外国人に暮らしやすい社会は、当然日本人にも暮らしやすい社会だろう。そういう社会や地域を創っていくためにどのように取り組んでいくのかが、いま日本の社会に問われていると考える。
(事務局スタッフ 木村光一)

おうみネット第45号表紙へ>>   バックナンバー>>

淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442