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■NPO誌上講座■ |
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では、実際にNPOが施設の管理者となるまでに、どのような準備が必要なのでしょうか。2004年7月から「尼崎市立女性・勤労婦人センター『トレピエ』の管理運営を行っているNPO法人男女共同参画ネット尼崎理事の内田信子さんにお聞きしました。同法人は1992年に設立された尼崎市女性団体協議会の役員が中心になって、2003年9月に法人格を取得しました。
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| ●NPO法人男女共同参画ネット尼崎理事の 内田信子さん |
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| ■指定管理者となることの意義 |
内田さんが語るとおり、NPOの専門性は、建物管理というハード面よりもソフト事業でより活かされるように思われます。それならばソフト事業だけ受託した方がいいのではないですか、と尋ねたところ、こんな答えが返ってきました。
「建物も30年ぐらい経っており、正直言って機械類のメンテナンスなど素人が管理するには難しい部分もあります。貸館業務は手間がかかりますし、平等利用の確保にも気を遣っています。でも、それで利用者とコミュニケーションを取ることができますし、その人たちとの関係がより深まって一緒に活動できるのがうれしいです。施設の管理も含めて全体を管理してこそ提供できるサービスがあると思っています」。
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●尼崎市女性・勤労婦人センター「トレピエ」 多目的ホール、学習室、視聴覚室,OAルーム、調理室、フィットネスルーム、情報室などを備える。女性の自立と社会参加を支援し男女共同参画社会の実現を目指して、相談事業、講座・講演会開催、啓発、情報収集などを行っている。 |
| ■市民とのかかわり |
「以前は利用者の立場で、女性に関わる問題についてこんな取組みをした方がいいと提案する側でした。指定管理者となったことで、センターの事業を通して、こういった思いを、自分たちの手で実現できるようになったのは、本当にすばらしいことだと思います」と内田さんが語るように、施設の管理運営をNPOが担うことは、市民が公共の政策に参画することだとも言えます。
一方では「民間に任せて本当に施設の平等利用を確保し、公共性を保つことができるのか」との声もあがっています。しかし、民間事業者が勝手なことをしないようにと、管理者の業務や施設管理の基準を条例や規則でこと細かに定めてしまうと、法改正によって期待されていた事業者の専門性や市民のニーズに対応する柔軟性が活かされないことになってしまいます。施設の今後のあり方を方向づけるうえでも、条例や規則をどのようにつくるかがたいへん重要になります。自分たちの地域にある施設をどう創り、活かすのか、市民やNPOの側からも関心を持ち、市民の視点の入った制度づくりができるように積極的に関わっていくことが大切ではないでしょうか。
●(注1)「公の施設」
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