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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

・・・巻頭コラム・・・

アンケートから考える

第9回 「生きるとは にくやの骨の うずたかし」 注)

  少し前に、定年後にしたいことを聞いたある調査結果を読んだのだが、その中で、一緒に旅行へ行きたい相手の第1位が、男性は妻であったが、女性は女友だちだったと覚えている。男性と女性とで一緒に行きたい相手が違うのは、旅行へのイメージが違っていたのかもしれないが、消費行動から意識の特徴を把握したい設問者の感覚が気になる。
 地方の隅々まで、拝金主義というか貨幣経済の大小で行動を考えて、金銭で評価しないものは価値がないように扱われることの多くを見ている。生活文化の視点が重視されなくなっていることは、先進国と呼ばれる国だけに、とても残念だ。
 日本のシニア世代を50、60歳代とするなら、人口の年齢別分布図でいえば、左右に大きくふくらんだ世代である。これまでの日本経済のなかで、大量消費の動向に影響を与えてきた団塊の世代が含まれている。
 批判を覚悟で団塊の世代を評するなら、60年代の大学改革に代表される社会の変
化の時代にそれぞれ主張をし、大きな影響を与えてきたが、新しい社会の形を創るには至らなかった。ならば、その多くがシニア世代となったいま、あらたな制度づくりをなせたのかどうか、あるいは、消費経済社会から循環経済社会への社会変化を起こせたのかどうか。20年後には、団塊の世代の評価が下される。
 常に次の社会への絶え間ない変化への対応は、これまでも取り組まれてきているが、
いま社会構造の要素がこれまでと大きく変わってきているのに、充分な対応が見えてこない。今のシニア世代がシルバー世代になった頃には、社会はもっと疲弊しているかもしれない。
 ならばもう一度、社会と向き合う行動が必要だと思うし、次こそ、新しい社会を形づくりたいのだと、団塊世代のある知人が語った。生きるというのは、難しい。
(事務局スタッフ 木村光一)

注)平賀胤寿・木下正実著(こうち書房)の表題より


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