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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

スポットライト
環境・福祉・まちづくり…
県内外でキラキラ元気に活動されている方々にスポットライトをあて、その活動を紹介します。



自分たちが楽しくなければみんなも楽しくない!
         自由な発想で”新しい伝統“を創りだす
                   -------北遊遊倶楽部(野洲町)
北村季吟生誕の里・北遊遊倶楽部のルーツは地域の少年野球チーム。子供の減少でチームが組めなくなったことをきっかけに、監督やコーチが中心になって「自分たちの故郷を自慢できるものにしよう」と1992年に結成されました。
 ねらいは「義務や伝統に縛られるのではなく、固定観念から離れて、自分たちが楽しめる”次代の地域伝統行事“を創り出していこう」というもの。
 「このまちの有名人に松尾芭蕉の師匠・北村季吟がいます。私たちは彼をシンボルとして、文化で体育で、いろいろと遊んでいます。まさに”遊遊“です。様々な活動を通じて自分たちの地域を知り、誇りをもてるようになればと思っています。今していることは、すぐに効果がないかもしれません。でも参加してくれる子供たちに、少しでも地域に対する思いが育ってくれれば…。これが私たちの夢です」(会長・北喜夫さん)
 平成5年、左義長を33年ぶりに復活させたのも同会。これまで田んぼの中の固定式だったものを、移動式にして20人ほどの子供たちで町中を練り歩く形にしました。さらに、1月15日の早朝に燃やしていたのを、夕方に燃やすように変えました。いずれも伝統を守る立場からは疑問があるかもしれませんが、より楽しいものにして、少しでも多くの人に参加してもらうためです。
 「このほか、夏は地蔵盆を兼ねた夏祭りを実施しています。PTAとタイアップして、金魚すくい、夜店、農業倉庫内部での空き缶積み、ビンゴゲームなどのイベントが目白押し。子供たちが目を輝かせて参加してくれます。秋は文化祭を開いて地元の人たちの作品を展示。俳句、絵画、写真、きもの、菊…何でもあり。好きな作品を自由に出展するんです」(事務局長・山添善裕さん)
 今年からは自治会館の舞台でピアノや大正琴の発表会も予定。
 「いずれは、毎年6月15日に野洲町が主催している季吟顕彰会を当会で担えるようになりたいですね」(同)

▲左義長まつり 風景



たった一人のボランティア
         街角の”公有地“を花で飾ろう!
                   -------花いっぱい運動(大津市)
たった一人で街角に花を植える活動をしている人がいます。大津の森下賢一さんがその人。
 「当初、街角の清掃奉仕をしていたのですが、いくらごみをなくしても、草ぼうぼうで殺風景なんですね。何か足りない。そうだ、花だ。でも、ボランティア組織を作って花を植えるには、組織だ規則だって面倒なことが多すぎる。まずは自分一人で始めてみよう。こう考えたんです」
 森下さんが花を植えているのは、駅前や公共施設近辺の”公有地“。
 「大津市や建設局へ許可を申請することから始めました。許可が降りてからも難題が残っています。石取りです。こうした土地には石ころがたくさんあるんです。これを一つひとつ取り除いて、やっと花が植えられるんです」
 種や球根は森下さんが自費で購入したものが主。呼びかけに応じて寄付してもらったものもあります。
 スタートしたのは1993年。以来、瀬田駅前、沢の川法面などが、徐々に華やかな姿に変わり始めました。植えるのは、草花が黄花コスモス、ヒマワリ、ポピー、百日草、矢車草など。樹木はさくらが中心で、梅、柿、ボケ、沈丁花、金木犀、栗、つつじなど約30本です。彩りの美しさだけでなく、季節ごとの”香り“も地域をうるおしています。
 「今年は街角だけではなく、草津の第一びわこ学園の園内にも花を植えたいと思っています。とにかくあそこは広くて草ぼうぼうですから。美しい広場にしたいですね」
 たった一人の活動ですが、それが目的ではありません。
 「お手伝いしていただける方がいれば大歓迎。私にご連絡ください」

▲瀬田駅前



やぶをつついた人が宝物を得る!?
そんな「やぶへび人間」おこしとネットワークづくりに取り組む
                   -------やぶへびの会(新潟県)
住民も企業も行政も一緒になって「まちづくり」を考えていこう、と県内各地でまちづくりを推進してきた人達で作られたのが、この「やぶへびの会」。会則もない、代表もいない、枠のない集まりです。
 やぶへび=藪をつついて蛇を出す、つまり余計なことをして災難を呼び込むこと? でもまちづくりではそこがポイント。
 「何かを発言する→じゃあ、お前やれ→仲間を集めて汗を流す」その結果その後に残るさわやかさは、藪をつついた人だけが得ることができます。「やぶへびの会」は、そんな「やぶへび人間」おこしとネットワークづくりに取り組んでいます。
まちづくり総方向誌『やぶへびひろば』を企画編集したり、「まちづくりコーディネーター養成講座」のテキスト作成から企画・運営までを担ったりしています。
 また、やぶへびの会のメンバーを中心に、毎月一回(財)ニューにいがた振興機構にある「まちづくり・やぶへびサロン」で、まちづくりに関することなら誰でもどんなことでも話し合える集まりを開いています。
 これらがつながって新潟県のみならず県外にも新たなネットワークをひろげつつあります。

▲まちづくりコーディネーター養成講座。



“心の居場所”のない子供たちのために毎週水曜日に自宅を開放
                   -------ワッキースペース(近江八幡市)
ワッキー・スペースは、学校にも家庭にも“心の居場所”のない子供たちのためのオープンスペースです。場所はワッキーこと脇坂幸さんの自宅。同種の試みは登校拒否の親の会が開いている「みちくさ」などでもされていますが、個人が自宅を開放して実施しているのは滋賀県ではここだけとのこと。
 「ここは子供を預かるところではありません。“心の居場所”のない子供たちが何かを取り戻すきっかけに、と設けたスペースです」
毎週水曜日には、小学校6年生から中学生まで数人の子供たちが集まります。中には京都や大津から来ている子供も。持参した本を心置きなく読みふける子、ゲームに興じる子、みんなでホットケーキを焼いたり、キャーキャーと元気に走り回ったり…
 「今の家庭では親も子も忙しすぎて、親子の会話が一方的で、親の口から出る言葉も、あれしなさい、これしなさい、こんなことはしてはいけません…という指示になりがちではないでしょうか。学校でも同じことが起こっているのでは。今、子供たちは自分で考えることが少なく、想像力・創造力を培う時間も場所もないように思います。どこにも”心の居場所“のない子供たちが学校に行きたがらなくなるのも無理はないのではないでしょうか。登校拒否は病気でもなんでもないんですよ」 来れない子供のために脇坂さんの方から訪問している家庭もあり、親と話し合うこともあると言います。
 「これは子供だけの問題じゃないですね。大人自身も自分の位置が分かっていない。親はこうあるべきだ、こうしなくちゃ…といろんな思いに縛られがちです。親が変われば、子供はあっという間に変わります。大人にも考えるヒントが提案できれば、というのが私の願いです」

▲ワッキーこと脇坂さん


淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442