
■NPO講座■ |
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北村:淡海ネットワークセンターの機能として、設立当時五つのポイントを考えていました。一つめは優先順位を明確にした事業展開をするということ。二つめは市民活動団体の裾野を広げると同時に社会的地位を高めていくための活動をしていくこと。三つめは人づくりのネットワークを広げていくこと。四つめは活動資金の助成を行うこと。それから五つめが、市民活動団体とビジネスとの関係をうまくコーディネートすること。これらをしっかりやっていきたいと考えていたわけです。もちろん初年度からすべて取り組んでいたわけではありませんが。
西尾:私は、第二期の委員なので、第一期運営会議の示した方向性をふまえて、それをどう発展させていくかということを話し合っていました。ちょうど委員をしていたときにNPO法が成立して、市民活動というものが取り上げられるようになったんです。ただ、注目されている団体でも、直接話を伺うとまだまだ事業展開の力も組織運営の力も弱かった。ONCのすべきことは、こういった団体を支援することではないかと考えていました。そして、設立3年目には、ONCがピアザ淡海に移転し、おうみ未来塾(注5)や、屋台村(注6)が始まるなど事業が広がりました。大平:そういえばこのころ、ONCの支所を米原町(現米原市)の文化産業交流会館の中につくろうという「ONCブランチ構想」というのがありましたね。せっかく集まる場所ができて、資料や印刷機を置いてもらっても、米原や長浜の人が大津まで来るには時間がかかる。使えないじゃないか、という話から、湖北にもONCのブランチ(支所)をつくって欲しいと要望されたんです。北村:これは中間支援組織のあり方に関わる問題でしたね。結局、県域の支援センターを行政がつくるのは一か所で充分で、地域に支援センターが必要なら、県の関連機関のブランチをつくるのではなくて、その地域が地域の特性に応じて自らつくるべきだろう。地域の支援センターを県でつくってしまうのは良くないという結論になって、その話はなくなったんですよ。森川:でも地域や市町村域で支援センターをつくるという感覚は、当時はほとんどなかったと思いますよ。地域の支援センターが増えてきたのはつい最近のことです。北村:現在は12か所ぐらいはあるのでしょうか。草津はかなり早い時期に中間支援組織を作っていますよね。しかも市民営というかたちで。仲野:草津市コミュニティ支援センターは、草津市に建物が寄贈されて、予算がないので管理運営を市民に任せたということなんですが、初期のメンバーがかなり頑張りました。その中にはONCの「おうみ未来塾」で勉強している人も多くいましたし、地域通貨「おうみ」の発行は全国的にも注目されましたね。藤原:昨年から県内支援センターの連絡会議を開いているんですよ。二か月に1度、支援センターの事務局スタッフが集まっています。開催は各センターが持ち回りで、毎回テーマを決めて意見交換をする。勉強になりますね。最近は開催するたびに参加団体が増えています。
(注5)おうみ未来塾……ONCが主催する人材養成塾。「地域プロデューサー」を目指して学ぶ。これまでに約120人が卒塾した。(注6)屋台村……おうみ市民活動屋台村。市民団体の活動紹介の場として毎年1回開催している。2005年度は「おうみ市民活動フォーラム2005」の名称で11月19日・20日に開催する。
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