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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

・・・巻頭コラム・・・

アンケートから考える

第11回 違いがあるから、共感が要るんじゃない?

 「男女が共に暮らしやすくするための条件は?」の問いに「パートナーの理解」を選んだ人が7割もいる。他の質問には、それなりに社会環境に目が向けられた答が多いこととは対照的である。夫婦互いの理解に苦労しているとも、相手が理解してくれないことへの不満の表れともとれる。あるカウンセリングのデータには、妻のストレス源は世話の焼ける夫であり、夫のストレス源はそれを責める妻の言葉というのがあるそうだ。07年から始まる団塊の世代の退職と関連して、夫婦の関係を深く考えさせられ
る。
 時代の急激な変化によって多元的な社会と多様な価値観が生み出されたと私は捉えているのだが、女性が男性に求める役割が変化したのに比べ、果たして男性たちは変われたのだろうか。世代によって違うが、高度経済成長とともに核家族化が進み、また、家に縛られる「嫁」は解放されたが、私も含めて家父長制の価値観に縛られた男(夫)は多いと思う。集団や組織の中で「個」を抑えることを身につけ、いまは「個」を受け入れなければならないとまどいが、問題を潜行させているのかもしれない。
 男性の50歳代をピークに前後の年代の自殺者が多い。日本は世界の中でも自殺率が高く、歪みを内在した社会だと考えている。自死を選んだ彼らにとっての妻や家族とはなんだったのだろう。自分が相手を理解したいという思い。加えて、それぞれが置かれている状況を想うことが、どれだけ多く、あるいは深く、あなたはできるだろうか。
 男女共同参画社会を推進する取り組みにおいて、この社会の形を「男」と「女」で語ることは誤りかも知れない。誰であれ、その置かれている背景とその人の個性に共感するところから始めなければならないと思う。その中から、社会的な課題をとり分けて、共感した者がそれに働き掛けようとするところから市民活動は始まる。
(事務局スタッフ 木村光一)

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