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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

きらりNPO
地域でボランティア活動を広めようと
奮闘しているあなた、
新たにNPO活動を立ち上げて、
琵琶湖のまわりを走りまわっている君、
「淡海」というフィールドで、
静かだけど、どこか「きらり!」と輝いている
ボランティア活動や市民活動で活躍されている
NPOの皆さんをご紹介します。

【地域】NPO法人西大津駅周辺防犯推進協議会

地域の「防犯」と「活性化」のアイデアを次々に繰り出す

 「最近、治安がよくなったね」。JR西大津駅を乗降する人々が実感していることです。西大津駅の周辺は、数年前からマンションの建設ブームで、住民が急増している地域ですが、そんなマンションの代表格といえるのが四年前に建設された38階建てのファーストタワー大津マリーです。
 大津マリーの住民は、外灯を壊されたりしたこともあって、地域の安全に不安と危機感を募らせるようになっていました。そこで住民の有志により自主的に夜間の見巡りをするようになったのが、現在の活動のはじまりです。
 「自分の身やマンションを守るだけでなく、地域が安全でなければ本当に安心して暮らせないと思ったのです。最初はノウハウもなく、やみくもに相手に向かっていったので、囲まれたりして危険を感じることもありましたよ」。当時の活動を振り返って、副理事長の小見伸雄さんと専務理事の宮尾孝三郎さんとは語ります。

▲防犯パトロールカーと保安犬、そしてユニフォームを着た西大津周辺防犯推進協議会の皆さん

▲定期的に開催している
「大津ウエストジャズナイト」
 こうして始まった住民有志の自主的な防犯活動に、西大津駅周辺の7つの自治会と地域の事業所が加わり、2003年10月に西大津駅周辺防犯推進協議会が設立されました。さらに協議会をNPO法人として組織化し、継続的な活動に取り組む体制ができました。自治会が中核となったNPO法人として、今注目を集めています。
今後の計画は、「通学時の安全確保だけでなく、子どもたちが安全に遊べるまちにしたい。そのために専従の『まちの保安官』を置いて、犯罪予防、抑止のモデル地域となるような実験を試みたい」とのこと。住民による夜巡りは、青色回転灯付き防犯カーによるパトロール、保安犬の巡回へと発展しています。
 このように地域防犯への思いは非常に熱いのですが、治安のことだけを考えているわけではないようです。「やはり活気のある魅力的なまちをつくっていかないと」と宮尾さんは語ります。そこで防犯活動を通じてできた人のつながりから、大津マリー自治会と山上町自治会が協力して、定期的にジャズライブ「大津ウエストジャズナイト」を開催するようになりました。この交流の場で古くからの住民と新しい住民とのつながりが広がり、住民同士が知り合うことがまた、地域の防犯に役立っているようです。(編集ボランティア 森口)

▲副理事長の小見伸雄さん
 ▲専務理事の宮尾孝三郎さん
 NPO法人西大津駅周辺防犯推進協議会
 理事長●清水耕二
 設立●2003年10月(法人設立2004年9月)
 連絡先●大津市皇子が丘二丁目10-25-2106
 FAX:077-524-2537
 e-mail:info@owcp-bouhan.com
http://www.owcp-bouhan.com/


【社会】びわこダルク

経験を分かち合い、「命のバトン」をつなぐ 今日一日を生きる大切さ

 近江大橋の近くの住宅地の中に、十数名の若い男性たちが共同生活をしている施設があります。時には健康づくりのためサンドバックを叩いている姿を見て、はじめ近所の人たちは警察の寮だと思ったそうです。
 そこはびわこダルク。ダルク(DARC)とはDrug Addiction Rehabilitation Centerの頭文字をとった言葉で、全国に約四十か所ある民間の薬物依存症回復施設のことです。覚醒剤のような非合法薬物ばかりでなく、市販薬や医療機関が処方する薬剤で依存症に陥る例も多数あるのだとか。ここで若者たちはこれまで自身を蝕んできたクスリから解放されるためのプログラムを実践しています。
 施設長の猪瀬健夫さんは語ります。「薬物依存はクスリによって自分のコントロールを失ってしまう状態であり、いわば病気です。犯罪者として刑務所に隔離しても、出所したとたんクスリを買いに走るなんてことが繰り返されるだけです。病気には『治療』が必要なんです」
 ダルクで取り入れられている『治療』は、経験者同士がミーティングを重ねるセルフヘルプの実践です。共同生活の中で仲間に自分の体験を話し、伝え、分かち合います。クスリによってどん底の生活をした人の経験が自分に返り、自分の体験を話すことが新しい仲間の心を開きます。こうして「命のバトン」をリレーすることで「今日一日」クスリを使わないで生きる力を得るのです。入所者はこれまでの自分の生活を切り離すことでクスリからも切り離されるため、家族の愛情ある「つき離し」がプログラムの成功のカギになるといいます。
 猪瀬さんは三年前のびわこダルク開設と同時に仙台ダルクから移ってきました。薬物経験者に対して社会の偏見は強く残りますが、清掃活動や祭りなど地域のイベントに積極的に参加するうちに、徐々に受け入れられ、活動も認知されるようになってきました。
 「今後は、『スリークォーターハウス(注)』をつくりたい。そしてスタッフに給料が出せるようにすることが施設長としての務めだと思っています」と優しく語っていました。
(編集ボランティア 松田)

(注)スリークォーターハウス:薬物依存からの回復プログラムの4分の3を終え、最終段階に達した人のためのグループホームのこと。就業など社会復帰のための準備が行われる。


▲施設長の猪瀬健夫さん

▲びわこダルク3周年を記念して昨年11月に
開催されたフォーラムの様子。
びわこダルク
 施設長●猪瀬健夫
 設立●2002年11月
 会員●18名(運営員)12名(入所者)
 連絡先●大津市丸の内町8-9
 TEL:077-521-2944 FAX:077-521-2977
 e-mail:biwako-darc2002@msd.biglobe.ne.jp
http://www5e.biglobe.ne.jp/%7Eb-darc27/


【福祉】NPO法人子どもの虐待防止ネットワーク・しが(CAPNeS)

地域をもっと『あたたかく』 虐待を防ぐ専門家と市民の連携

 「子どもの虐待防止ネットワーク・しが(略称CAPNeS)」は、2000年12月に愛知県で開催された「日本子どもの虐待防止研究会あいち大会」に滋賀県から参加したメンバーが中心となって準備会を設立したのが始まりで、2004年12月からはNPO法人として活動しています。メンバーには弁護士、心理療法士、行政職員、児童養護施設の職員、研究者、教育関係者、保健士、助産士、保育士、精神科ソーシャルワーカー、ボランティアグループなど、子どもに関わるさまざまな立場の人たちが集まりました。理事長の甲津さんは、弁護士として少年事件の付添人活動をするなかで、子どもたちの非行に虐待経験が関係していることを強く感じて、愛知での研究会に参加し、CAPNeSに加わったそうです。

▲隔月発行の「NEWS LETTER」
  CAPNeSの活動は、「虐待の実態を知ってもらう広報・啓発活動」「勉強会等への専門家の派遣」「関係者同士の交流・意見交換」の3つが柱となっています。具体的には、ニューズレターの発行、公開講座の開催、講師の派遣、会合や勉強会の実施などで、さらに児童養護施設等へのボランティア派遣、派遣するボランティアの養成、行政に対する要望活動なども行っています。今後の活動としては、現在スポット的に行っている電話相談事業の常設化を目指していて、電話相談員の養成講座を計画しています。
 「子どもを取り巻く問題は家庭だけに任せて解決できる問題ではなくなっていて、また専門家だけでも対応しきれません。子どもの虐待問題に関心を持つ人が地域にもっと増えて欲しい。家庭と地域の人たち、専門家、援助職にある人たちが協力し合ってこそ、解決できる問題なのです」と甲津さんは語ります。それらを橋渡しする存在としてCAPNeSの活動に期待が寄せられています。


▲理事長の甲津貴央さん

▲事務局次長の松村睦子さん

NPO法人子どもの虐待防止ネットワーク・しが(CAPNeS)
理事長●甲津貴央
 設立●2002年5月(法人設立2004年12月)
 会員●約200名
 連絡先●草津市西大路町3-8 ジュモオネティ201 草津法律事務所内
 TEL/FAX:077-567-2181
 e-mail:capnes@nifty.com
http://homepage3.nifty.com/capnes/capnes/




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淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442