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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

元気NPO探し隊

イキイキとした暮らしや、地域の魅力を創るために、ボランティアや市民活動を広めようと日夜奮闘している元気なNPOを探し出して、応援していきます。

【国際】ネグロス島支援の会(COCO椰子)

5月18日「国際親善デー」

お互いに顔の見える関係を大切にした海外支援活動

 ネグロス島は、リゾート地で有名なセブの隣にあります。太平洋戦争の日本の負の遺産を肌で感じた大津市の宮里三義さんが、現地の人の支援を目的にネグロス島に移住したことがきっかけで立ち上がった会です。会長の太田朗さんは、ネグロス島で終戦を迎えた元日本軍兵士でした。その経験から戦争時に日本がアジア諸国にかけた迷惑を償いたい、と宮里さんを支える活動を始めたのです。設立当初は現地の農民・漁民の生業を支援する事業を行いましたが、現在は奨学金制度で人材を育成しています。毎年20人くらいの子どもたちが学用品や通学時の必要品などの支援を受けています。ただお金を送っておしまいではなく、宮里さんが各家庭を訪問しながら何がその子に一番必要かを考えて支援し、しっかりした考え方を持てるように見守るのです。また、お互いに顔が見える関係を大切にされていて、高校生を含む会員の現地でのホームステイはこれまでに40名が経験しています。子どもたちからのクリスマスの寄せ書きなど、本当に身近に感じられるような会報も継続されています。そして学びの場となるバンブーハウス、セミナーハウスが現地に完成しています。将来は、現地の若者に運営を任せる方向で考えられています。

▲会設立10周年を記念して、ネグロス島の青年2名を日本に招待(右端が宮里三義さん)

▲聖愛幼稚園保護者のガレージセールの様子

▲奨学支援を受けている学生さんの生活記録

 残念ながら、戦争という悲しい過去は消えることはありません。しかし、ネグロス島支援の会の地道な活動は、その傷跡をいやすかのように新しい世代を育てています。不幸な関係であった二つの国の間に新しく良い縁を結んでいます。それは国がポンと寄付するお金ではなく、市民が自発的に出したお金なのです。会の設立目的である「日比親善の架け橋」という言葉の重みを感じました。
(編集ボランティア 幡 郁枝)


▲代表の太田朗さん

▲メンバーの川崎松男さん
ネグロス島支援の会(COCO椰子)
 代表●太田朗
 設立●1995年
 会員●6団体、181名(個人会員)
 連絡先●大津市中央3-3-30
 TEL:077-523-0558/FAX:077-523-6338


【環境】淡海の杜の会(おうみのもりのかい)

5月20日 「森林の日」

三井寺の老大木を元気にする活動が始まりました

「淡海の杜の会」は自然と人間が共生する知恵の宝庫としての「杜」に親しみ、学び、守り、知らせて、豊かな淡海を創造していこうと活動しています。県内外の鎮守の森を訪ね、森や環境の学習会、親子で自然に親しむ催しを開き、会報誌を発行しています。
 ある日、メンバーの牛島彊さんは三井寺(園城寺)で1本のシイの大木に出会います。樹齢100年以上と思われるシイの木は、幹が空洞化し、枝は枯れ、葉を少しだけ残して、かろうじて生き延びていました。「1本だけで生えている。落ち葉を清掃してしまうので、栄養がとれない。人間が踏み固めた地面は固くて苦しい。絶食状態でした」。

▲鎮守の森を訪ね、木に触れて観察する会員のみなさん。
 事務局の中西みどりさんは「老木や若い木、落ち葉、草があってこそ元気な森になります。人も過干渉や過保護が子どもの生きる力をそいでしまうのと同じで、森へのまちがった関わり方が自然の生命力を奪うのです」と話します。
 同会は、寺院の理解を得て、シイの大木を元気にする取り組みを始めました。踏まれて固くなった根の周りをやわらかく掘り返し、踏み固められないように根の周りを保護します。落ち葉が分解されて、その栄養が樹木に吸収されるように落ち葉を敷き詰めます。木の自然回復力を信じて、何十年もかけた息の長い取り組みです。
 森林インストラクターの資格を取った田島卓明さんが「とりあえず、西洋文明からは脱却せんとね」と語ると、郷土を見直したいと参加している小畑光世さんは「杜を見れば見るほど、自然界の不思議を感じます」と話されました。みなさんの熱い思いが、シイの木を甦らせることでしょう。
(編集ボランティア 石川悠子)



▲会員の小畑さん(後列左)、田島さん(前列左)、牛島さん(前列右)、中西さん(後列右)

▲三井寺境内広場のシイの老大木
木部が腐敗し、空洞が開いている。

淡海の杜の会
 会長●森川稔 設立●2004年5月
 会員●37名 連絡先●大津市三井寺町2-33
 TEL/FAX:077-522-9568


【地域】特定非営利活動法人 あさがお

6月1日「人権擁護制度記念日」

成年後見制度には、もっと多くの支え手が必要です

 介護保険制度が始まって6年になります。介護保険は、利用者が介護サービスを選択し契約するものです。
 しかし、利用者のなかには認知症や知的障害、精神障害などの理由で判断能力が十分でない方が少なくありません。こうした方々にとっては、自分に不利益な契約であってもよく理解できないことから悪質商法の被害に遭うおそれもあります。このような方々を保護し、支えるのが成年後見制度で、特定非営利活動法人あさがおは、こうした利用者の権利擁護に取り組むNPO法人です。
 高齢者が抱える問題は複雑なことが多いことから、直接に当事者と出会って、弁護士や各分野の専門家のアドバイスを基にした成年後見制度や福祉サービス利用援助などそれぞれに応じた対応をしています。適切な後見人がいない人のためには、あさがおが法人後見も行っています。所長の尾崎史さんは言います。「介護保険利用者は全国で300万人、認知症の人は160万人おられます。それに対して成年後見制度の利用は3万人にとどまっているといったように、まだまだ利用が進んでいません。そのなかで利用者の権利侵害や悪質商法の被害が生まれているんです」。

▲ピアザ淡海で開催したセミナー「生活を支える権利擁護」の様子

▲年4回発行のニュースレター「あさがお」
 あさがおには、これまで地域の関係者だけでは対応しきれない相談事案が数多く持ち込まれています。身体的な虐待や介護放棄、ときには親の財産を子どもが勝手に処分するといったような経済的な事案もあります。あさがおは、こういった事案に対して各種の専門機関と連携し利用者の権利擁護に取り組んでいます。
(編集ボランティア 松田達也)
▲所長の尾崎史さん
 特定非営利活動法人あさがお
 理事長●鎌田昭二郎
 設立●2005年2月
 会員●128名・13団体
 連絡先●大津市浜大津3丁目2-4
 TEL:077-522-0799/FAX:077-522-0845
 



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淡海ネットワークセンター(財団法人 淡海文化振興財団)
〒520-0801 滋賀県大津市におの浜1-1-20(ピアザ淡海2F) 電話 : 077-524-8440 ファックス : 077-524-8442