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淡海ネットワークセンター(Ohmi Network Center for Voluntaly Organizations)
淡海ネットワークセンターは、地域や社会の課題解決に自主的に取り組むNPOや市民活動をサポートしています。

元気NPO探し隊

イキイキとした暮らしや、地域の魅力を創るために、ボランティアや市民活動を広めようと日夜奮闘している元気なNPOを探し出して、応援していきます。

【まちづくり】特定非営利活動法人 絵本による街づくりの会

7月1日「童謡の日」

絵本を通して豊かな心を育む街に

 絵本による街づくりの会は、里山の自然あふれる高島市を拠点に、絵本を通して「こどもの笑顔があふれる街に」「豊かな心を育む街に」をめざしているNPO法人です。
 会の設立当時も現在も、こどもの命が危険にさらされたり、こどもの心の荒廃が心配される事件の報道が後を絶ちません。そんな状況を危惧し将来を案じている人は多いと思います。そこで、ただ心配するだけでなく、できることから始めようと一歩を踏み出したのが設立時の11人。こどもとの架け橋に選んだのは「絵本」でした。
 絵本はこどもが最初に出会う芸術。こどもをひざの上に乗せ、お互いのぬくもりを感じながら、絵本を楽しむひと時が親とこどもの双方にとってどんなにかけがえのない人生の瞬間であることでしょう。会では、こどもたちにそうした体験をさせてあげたいという思いで、絵本原画展、絵本作家を迎えての講演会などに取り組んでいます。

▲川上ゆきさん(右上)、代表の平松成美さん(右下)、桂田博子さん(左下)、山口美穂子さん(左上)

▲「ほのおのとり」絵本企画展の様子

▲金尾恵子さんの原画と講演会の様子

 これまでの活動としては、井上ひろちかさんの『ほのおのとり』(福武書店)や金尾恵子さんの描いた身近な水辺のいきものたちの原画展、年に一度のクリスマスコンサートを開催しました。また文化庁からの委嘱を受け「地域に伝わる昔話の再話講座」を開講し、その成果は「ふるさとの民話再話集」として発行するにいたりました。その他、林明子さん作『はじめてのキャンプ』(福音館書店)をモチーフにしたこども自然体験遊び塾を開催するなど、絵本を入り口に様々な場づくりに取り組んでいますが、そんな会の大きな目標は湖西に活動の拠点となる絵本美術館を設立することです。
「誠実に取り組めば賛同してくれる仲間がきっと集まり、小さくても社会を動かす力になれるはず」と一歩一歩活動を進めています。
(編集ボランティア 松田達也)
 特定非営利活動法人 絵本による街づくりの会
 代表●平松成美
 設立●2004年
 会員●107名(正会員・賛助会員)
 連絡先●住所:高島市マキノ町石庭229-1
 TEL:0740-27-8156 FAX:0740-27-8157


【環境】特定非営利活動法人 比良の里人

8月1日「自然環境クリーンデー」

比良山麓の自然と景観を活かした地域づくりを

  「比良の里人」という言葉の響きは、この法人のミッションを彷彿とさせてくれる。湖西線の蓬莱駅から程近い国道沿いの八屋戸(旧志賀町)に活動の拠点がある。
 比良の山並みを背に、びわ湖へと棚田が広がる山麓の一帯をフィールドとして、昨年十月、NPO法人として出発したばかりだが、自然に恵まれた環境を活かした地域づくりの夢は大きい。
 「ごみ焼却施設の建設や大津市との合併などで揺れた町を、地域に住む人たちの手で元気にしたい」。この思いが結集して「やろうと言えば次の日には動いている。スピードが大切。意欲と信念を持つ人の集まりで、必ず何かを発信できる」と寺川庄藏理事長。

▲大津市八屋戸の雑木林の整備風景

▲花畑事業や放牧事業構想の棚田風景
  比良の里人ここにあり、と頑張ったのが法人設立記念に催した「比良里山まつり」であったという。
 放置林の間伐、休耕田の再生、地域の魅力の再発見。市街地域にはない魅力や景観がここにはある。市街地に住む人たちとの交流を通じて、多くの人に比良の魅力を知ってほしい。いま、取り組もうとしているのが「花畑事業」と「放牧事業」の二つの事業。いずれも休耕田の有効利用のアイデア募集で採択された事業で、比良の自然な生態系に配慮しつつ、経済性と持続性を考えたものである。「ここは古くから石の文化が栄えたところ。景観は人が自然とのかかわりあいの中でつくっていくもの」。景観も文化も所詮は人の為せる業。専務理事の石塚さんの話に熱が籠もる。
 水が流れ、風が渡る。「五年後には、山と湖をテーマに世界会議を」比良の里人の夢は、でかい。
(編集ボランティア 森口行雄)

▲代表の寺川庄蔵さん

▲専務理事の石塚政孝さん

 特定非営利活動法人 比良の里人
 代表●寺川庄藏
 設立●2005年
 会員●12名
 連絡先●住所:大津市八屋戸583
 TEL:0120-49-1128 FAX:077-592-0749


【平和】特定非営利活動法人 戦争体験を語り合う会

8月15日「終戦記念日」

体験を語り継ぐのはこれから10年が勝負

 「戦争での悲惨な体験を子どもたちに語り継ぎたい」「恒久平和の実現のために、日本を戦争に駆り立てたのは何か考えて欲しい」「滋賀県の平和祈念館ができたら展示の説明ボランティアをしたい」。このような願いのもと、県内の同じようなグループを束ねたネットワークとして、戦争体験を語り合う会が発足したのは、今から八年前のことです。毎月一回の例会では、講師を招くか、会員が戦争体験を語ることを続けて、今年八月に百回を迎えます。第一回からの体験談は全てビデオに録画されており、既に亡くなった方のお話も含めて貴重な記録となっています。また、もうひとつの会の主な活動として戦争体験の語り部派遣があります。単なる体験談で終わらないよう時代背景などを勉強した会員が、要請に応じて会場に出向き、話をしてくれます。語り部の派遣は交通実費のみで受けつけています。会では、戦争体験を語りたい方、聞きたい方、ともに会員募集中です。

▲戦争体験を語り合う毎月の例会のようす

▲宮川さんが毎月発行する会報
 現会長の宮川進さんは十四歳で海軍甲種飛行予科練習生(通称:予科練)に入隊、海軍の少年航空兵となって特攻出陣目前に終戦を迎えた方です。戦争時下の自由のない暗い生活を子どもたちに語り伝え、平和を維持することの大切さを訴えてこられました。いつもの授業より真剣に聞いた中学生たちの感想は「自分も戦争に行って死んでいたかもしれない」「その時に生まれなくてよかった」。宮川さんは「本当は戦争体験を語り合う会ではなく語り継ぐ会にしたい。実際に戦争を体験した世代は高齢化が進み、これから十年が勝負です。子どもや孫、地球を守るのが私の使命」と言います。もう誰も戦争で涙を流さないために。

(編集ボランティア 幡 郁枝)
▲二代目代表を務める宮川進さん
 
 特定非営利活動法人 戦争体験を語り合う会
 代表●宮川進
 設立●1998年(2002年NPO法人化)
 会員●約95名(賛助会員・正会員・例会会員)
 連絡先●住所:大津市朝日が丘一丁目14-7
 TEL:077-525-3578 FAX:077-525-3578



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