
Vol.15 【1期生】 辻川 作男(つじかわ さくお)さん
NPO法人ギャラリーシティ楽座理事
長浜市民国際交流協会事務局長
アートインナガハマ実行委員会委員

「本物の強い志をみんなで支援しよう」
1999年開講された「おうみ未来塾」。その第1期生として学んで早10年が過ぎ去りました。この間、次々と卒塾された仲間が地域の市民活動の担い手となっておられることに心から敬意を表します。
長浜市はもともと市民主導のまちづくりが盛んで、私も当時4つのボランティア団体の事務局を担当していました。しかし、ボランティア団体共通の悩みである「人・モノ・金・情報」の壁に当たり少し悩んでいた時でもあり、「地域プロデューサー」の育成を目的に開講された「おうみ未来塾」は、今の自分をブレイクスルーしてくれるのではと思い、心弾ませ申し込みました。
当時NPOは時代の先駆けであり、鬱積した社会を変えていく主役となるとの期待に満ちた時代でもあったことから、多くの人から様々なことを教えられました。それまで闇雲にボランティアをしていたのとは違い、新鮮で創造的で温かい切り口であり、何より多くの人々と知己を得たことは大きな財産だと断言できます。
10年を経て地域環境はますます厳しくなっています。同時に、NPOの活動も「独りよがりの思いこみ」では地域に根付きません。混迷する現代こそ絶好のチャンスととらえ、「志」をもち、「地域との連帯」を求め、持続可能な実績を着実に積み、地域の信頼を得ていくことが大切です。そのためには、今こそ未来塾卒塾生による「地域ファンド」や「地域ネットワーク組織」などの支援制度を独自に構築してはどうかと考えています。
※「おうみ未来塾」は、地域課題に取り組むリーダーを目指す人が集う塾で、現在9期生が学んでいます。これまでに約200人が卒塾し、各地で「地域プロデューサー」として活躍しています。