| 北島●フォーラムにはNPO、行政、企業といった様々な立場からの参加があり、集まった人々の熱気にあふれ、すごく新鮮な刺激がありました。 |
| 谷口●そうですね、とにかくすごい人。いろんな方のお話もお聞きできて、市民活動にかかわる市民、企業、行政の三者が互いの違いを認めあった上で、対等関係を結び合い、動く。そんな”協働する社会“が訪れてきたんだ!ということを強く実感しました。 |
| 大山●私はNPOの全体像をつかみたいと思って参加したのですが、これまで「市民活動」と総称されていたものの個別の顔が、このフォーラムでやっと見えてきたような気がします。何が問題でどうすればよいか、大きな流れの行き着くところはどこなのか、などがおぼろげながら分かってきました。NPOが実に多様であり、またその多様性を認め合い、尊重し合って新たな活動領域を創り出すことが今求められているんですね。 |
| 北島●またNPOの多様性や柔軟性は、例えば、育児や教育の分野についても活かされると思います。核家族が増え、家族団らんが少なくなってきている今の状況でNPOなら、地域の中の小さな子どもからお年寄りまでの橋渡しができるかもしれませんね。 |
| 谷口●特別公開フォーラムの中で、パネラーの北川三重県知事の「行政の基本は情報公開。行政は報告型ではなく、パートナーシップを確立することであり、話し合う文化をつくりだす努力をしたい。行政はできるだけ小さく、しかし多面的に供給できるシステムづくりをすすめる」という発言がありました。 |
| 大山●それは私たちにとって心強い考え方ですね。最後の全体会の中で「事業は点であり、活動は面である。活動に参加するにはコンセンサスが必要であり、事業をNPOとしてシステム化するのには人、場所、お金が必要で、この問題をクリアしないとNPOは社会的に認知されない。今後、情報公開とNPOのメッセージを社会に向けて明確に出していく必要がある」という報告がありました。また行政と市民の関係についても「行政を上手に使う手法を考えて市民の力をつけていくテクニックも必要。税金をお役所から補助金としてもらうという視点ではなく、市民のお金を市民が活用するという視点が大切だ」という意見もありました。 |
| 谷口●NPOは行政と企業と対等の立場に位置しているということ。自分は地域の人々と力を合わせ何をつくりだしたいのか…。これらの思いが時として薄れ、他者に対する要求に陥ってしまいがちな自分自身に気づくことができました。まさに自律の精神を問われたフォーラムだったと思います。 |
| 大山●このフォーラムの熱気・活力が21世紀の新しい市民社会づくりのイースト菌になると感じ、私自身、未来も捨てたものじゃないかなと心を励まされました。来年は仙台でフォーラムが開催されますが、滋賀の私たちは滋賀という一つのくくり(地域)の中でNPOの課題を考え、交流していくことも大切だと感じています。 |