![]() |
|
| 食べることはよりよく生きること! --------アトピー情報交換広場 あとぴっと(大津市) |
|
| ●国民の4人に1人が、何らかのアレルギー疾患を持つ時代。 環境・食物汚染と深く関わりあっている現代病『アトピー性皮膚炎』は、「まさに未来への警鐘。自分だけの問題でなく、未来の子どもたちにつながる問題として捉えることが大切です!」と力説する事務局長の御舩泰秀さん。 大津市制100周年をきっかけに、今年7月に設立されたのが「あとぴっと」。 『人とのふれあい、自然とのふれ合い』をテーマにアトピーのある・なしにかかわらず自然治癒力を高めるための勉強や情報交換をするネットワークサークルです。誰もが「アトピー予備軍」。身近な『食』から出発して、本当の『豊かな生活』の見直しにつながればと月1回「アトピーのための食改善実践料理教室」を開催。「作り方が簡単!楽しみながら治っていくのでは、と希望が持てました」と参加者に好評です。活動のモットーは、『楽しくやること』。「あとぴっと通信」の発行や、12月には市民フォーラム「アトピーのバリア・フリーめざして」を成功させ、無農薬野菜や米の共同購入も手掛けたいと夢は広がります。 『食』は、自然と文化そのもの。あなたも、何気なく食べているものの奥深さと向き合ってみませんか? (聞き手:編集ボランティア 石田和子) |
![]() ▲事務局長の御舩さん |
| 山の文化を発信したい -------ぎゃらりぃ杣の道(大津市) |
|
| ●花折トンネルを抜けた鯖街道沿いにあるぎゃらりぃ杣の道。「杣(そま)というのは、生活の山という意味なんです。山村の文化を街に向かって発信したい」と語るのは塚本茂さん。山菜やキノコなどの自然食品や炭などの販売、安全な食材による食堂、ギャラリーの3部門をもつこのお店は、息子の季里さんが店長、妻の里恵さんがオーナーとなって'96年4月に再興。「今、山を守ることが一番大事やと思ったんです。」炭を焼き、木材を切り出し、きのこを栽培し、腐葉土を田畑の肥やしにした山の暮らしも今では、人も減り、山も荒れています。山の荒廃は、川の汚染や土砂崩れ等の災害の危険性も。「村の者だけでは山はもう守れないんですね。街の者も一緒に動かないと。山の文化のすばらしさ、大切さを訴え、街の人と村の人が一緒に保存していくための、里山トラストを始めました」。そこでは、炭焼き体験や椎茸栽培など山を楽しめる、観光農園、森林を計画。また村が元気になるような山菜やキノコの加工品、炭等地場産業もやってみたいとか。「これから冬ごもりの季節になります。どうぞ雪を見に来て下さい」。季節感溢れる山の豊かな自然。古い町家の店内にある囲炉裏。 ここではなくなりつつある日本の文化があります。そんな文化を大切に、子どもたちの声が響きあう社会になっていけばと思います。 (聞き手:編集ボランティア 谷口 久美子) |
![]() ▲塚本 茂さん(右から2番目)と 息子の季里さん(右から3番目) |
| 一人ひとりの「特技」と「意志」を結集大災害時の民間救援活動に備える -------草津市災害ボランティアネットワーク(草津市) |
|
| ●広域災害発生時には、行政に頼るだけでなく、自分たちの地域と暮らしを自分たちの手でも守ろう…草津市のボランティア団体有志の呼びかけによってこの9月に発足したのが「草津市災害ボランティアネットワーク」(奥村建一会長・会員約500名)です。自治省が全国的規模で計画しているボランティアネットワークの先駆けでもあり、もちろん滋賀県では初の試み。特徴はオール民間ベースでネットワークする点にあります。 「市内にはたくさんのボランティア団体があり、既にそれぞれが得意な分野で社会に寄与しています。でも、阪神淡路大震災の体験で分かったのは、バラバラで活動していては大災害時の効率的な救援活動は不可能ということ。普段からうまく力を合わせて活動する訓練をしておく必要があります」(会長・奥村建一さん) 登録は個人、団体、法人すべてOK。それぞれが得意な「技」や提供できる「物資」などを登録、「安否確認」や「炊き出し」など希望する活動を選んで研修をしながらいざというときに備えます。会費は年間500円(団体・法人は3000円)。 近隣での大災害も活動対象で、その場合は受け入れ窓口となって各地からのボランティアとの調整役を目指します。 「顔の見える関係づくりによって、楽しみであり交流の場でもあるネットワークにしたいと思っています。これを契機に何か社会に役立てる技を身に付けたい…という人も大歓迎です」(同) |
![]() ▲(左から) 駒井さん 会長の奥村さん 一井さん 内山さん |
| 残したい ヴォーリズの心の文化 -------一粒の会(近江八幡市) |
|
| ●ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。今から98年前に英語教師として近江八幡に着任し、その後、キリスト教に基づく独自の教育とメンソレータム(現メンターム)を中心とした事業活動を展開、そして日本各地に多くの建築を残したアメリカ人。日本人を妻とし、日本に帰化、近江八幡市の名誉市民第1号でもある彼の社会に貢献した生涯は、暖かい人柄と共に没後30余年を経た今も人々の心に深く刻み込まれています。 近江八幡市にはヴォーリズ建築が26あり、旧八幡郵便局もその一つ。通気性、採光の工夫に富む、スパニッシュ風の正門ファサードを持つこの建物は大正10年に建てられ、昭和35年まで情報発信基地として機能してきました。10年前から空き家となり、荒廃してきたこの建物を修復、保存しようと一昨年に発足したのが「一粒の会」です。会員は、現在40人、2トントラックに22杯もあったゴミの撤去と大掃除から活動は始まりました。市外からの参加や地元の商店街の人たちの協力など、今、建物を通して新しいコミュニティが生まれつつあります。「人を第1に考えたヴォーリズ建築は、懐かしさ、優しさを感じさせます。皆で少しずつ修復し、人と人とのつながり、心の豊かさを学び、保存の過程を大切にしながらヴォーリズの心の文化を未来の子供達の為に生かしていきたい」発起人の一人、石井和浩さんは語っています。 (聞き手:編集ボランティア大山純子) |
![]() ▲サブリーダーの石井さん 旧八幡郵便局内にて |
おうみネット第9号表紙へ>> バックナンバー>>




